|
●≪解説≫
長男の就学前、愛情表現としてよくスキンシップをとっていました。しかし小学校にあがってからは、長男が恥ずかしさをのぞかせるようになったため、徐々にその機会を減らしていきました。それにより長男との間に微妙な距離を感じるようになり、その矢先、長男の発言がありました。子供達に平等に愛情を注ぐことを常に念頭に置きながら子供達と関わってきたつもりでしたので、彼の言葉はショックでした。しかし彼の率直な気持ちを聞き漏らさず、心中を察してやることが出来た事は幸いでした。
さて、生長の家創始者・谷口雅春先生は次のようにご教示くださっています。
《独立期の子供には、あまり干渉してはならないし、また、あまり放置してもならない。放置するときは両親が子供に対して愛情を失ったのではないかと子供は不安になり、愛情を外に求めるようになるかもしれない。あまり干渉すれば「いつまでも親は私を子供扱いする」と思って反抗するかもしれない。いつまでも舐めるように可愛がり、一から十まで子供の機嫌をとるようにするならば独立精神の乏しい“甘えっ子”になる恐れがある。独立自主の精神を養わせながら、それとなく導いてやる心懸けが大切である。
(『新版 女性の幸福365章』、361頁)》
私は長男の成長を尊重しつつも、それとなく導いてやるところのフォローが不足していたと反省しました。それでは、父親の愛情が減ってきたように感じても仕方がありません。家庭教育においては、親は子供の発達段階に応じて正しく関わっていくことが、子供の健全な精神を涵養する上で重要であることを身をもって学びました。
また、谷口雅春先生は同書で次のようにご教示くださっています。
《(前略)子供は親から愛され、認められ、賞められ、役に立つと思われていると信ずることによって生き甲斐を感じるのである。
子供が不良になるのは愛が足りないか、愛の表現が足りないか、或は愛の表現が間違って、あまり縛りすぎるか、或はねばりつき過ぎるからである。
子供の不平や苦情をきいてやる親にならなければならぬ。子供が内心の希望や不平を打明けられないような親になっては、子供にとってこんな不幸なことはない。時としてはその子供の不良化の原因ともなる。(『新版 女性の幸福365章』、365頁)》
子供はいくつになっても親の愛情を求めることは周知の事実です。今後、子供達が小学校高学年、中学生、高校生へと成長し、色々な時期を迎えると思いますが、常に子供達の成長を尊重しつつ、時期に応じた愛情表現の方法を見つけ、子供達に愛を伝えていきたいと思います。 |