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プロフィール

 私は、平成10年から約5年間、仕事でハワイにいましたが、そのころ購読していた『Honolulu Advertiser』 という新聞の日曜版には、家庭欄がありました。ある日、私はその中にJohn Rosemond という家庭心理学者が、子育てについてとても参考になる記事を連載していることを発見しました。それ以来、私は同氏の記事を楽しみに読むようになり、その著作も何冊か買い求めました。
 その中に、『John Rosemond's Six-Point Plan to Raising Happy, Healthy Children』(ジョン・ローズモンドの幸福で健康な子供を育てる6つの方法)という本があります。この6つの方法のうち次の3つについては、私も相槌を打ちつつ読みました。
1.子供に責任をもって家事などの手伝いをやらせる。
2.子供に与えるおもちゃを制限する。多くであり過ぎると、子供の想
像する力を制限してしまう。
3.そして、テレビ見る時間を最小限に抑える。そうしなければ、子供
は、受け身になってしまい、読書の関心を失ってしまう。

 私が、彼の本を読み始めた丁度そのとき、生長の家副総裁・谷口雅宣先生が、ご自身のホームページ上で、「わが家のきまり」と題して、テレビを子供に見せることの是非について述べたエッセイを発表されました。(後にこのエッセイはご著者の『小閑雑感Part 2』(240頁)に収録されました。)

  ≪ しかし、テレビの登場により、親は子に本を読まなくなった。テレビは音声と映像が同時に出るから、音声を通じて脳内で映像を作る必要がない。使わない脳の部分は、この後の大量死の時に削り取られる。だから、テレビで育てられた子は、想像力に欠け、言語発達が遅れ、他人の気持ちの理解に欠ける――こういう理論である。
  こういうことを幼稚園児や小学生に説明しても、理解するはずがない。だから、「わが家のきまりはテレビを見ないこと!」と頑固なオヤジは憮然と言い放つほかはない。父親は憎まれるのも、一つの仕事なのだ。その代わり私は夜、子供たちに本を読んであげるのも仕事にしていた。≫
                
  これを読んで私は、「我が意を得たり」と思ったものでした。そこで私なりに、「わが家のきまり」を決めて実行しました。そのきまりのひとつには、「テレビを見ない」ということを掲げました。私は一度こうと決めたら、決意も固く継続させるタイプで、このテレビを見せないという規制は断固として続けていました。その年の暮れに、子供達がビデオ録画したNHKの「紅白歌合戦」を見たいと言った時も、ビデオの音声信号だけをテレビに接続して、映像は映さず音だけを聞くことを許可したくらいでした。
                                                                                                    
    テレビを子供達に見せないルールは、平成14年、私達家族が日本に帰国するまでは続きました。しかし、日本で暮らすようになると子供達にとって日本のテレビ番組は魅力があるらしく、1日2時間まではテレビを見ること認めるという譲歩をすることになりました。
 こうして私の“頑固オヤジ”ぶりは、ややトーンが下がることになりました。しかし、私が副総裁先生のエッセイに触発されて決めた「わが家のきまり」には「テレビを見ない」ことを含め次の様な決まりを設け、今でも実行しています。このうち3番と4番は、主に14歳の長男と、12歳の長女が交替でやってくれています。

1. 食事の際は、必ず『 こどもの祈り』(21頁)に掲載されている「食事の時のお祈り」を唱えること。
2. テレビを見ない。(今は、テレビを1日2時間以上は見ないようにする。又、テレビを見る前には、必ず部屋の片づけを行うこと。)
3. ご飯を食べたら食器を洗う。(夕食後に交替で洗って貰っています)
4. 食器洗いの当番でない子は、お風呂掃除と、お風呂に湯を入れる。
                                     (平成15年12月27日)

イラストレーション 小関隆史   

++解説++

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