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●解説>>
子供を育てる際には、自由放任ではなく、キチンとした枠を示して育てることが必要であると言われています。なぜなら「きまり」や「規律」の無い家庭とか、子供が好きなものを何でも買い与える家庭では、子供の情緒が不安定になってしまうとも言われています。
一方で「きまり」や「規律」が前面に出過ぎると、窮屈な家庭になってしまいがちです。わが家の場合は、長男が小さいころ、両親とも神経質になりすぎたきらいがあります。当時の私は、キビシイ父親であったと思います。そのため、4人兄弟の中で、14歳になる長男は人一倍、曲がったことが嫌いな性格に育ちました。
ともあれ、子供と接する際に、わが家では“こうする”という判断基準を示しておくことは、とても大切なことであります。例えば、「わが家」では、「○○することになっているんだよ」と、いうことを示して、子供と接すれば大抵納得してくれます。必要なことは、その判断基準が、親のその時の気分で変わったり、グラついてしまうことのないようにすることです。それでも、「わが家のきまり」でしっかりしつけることと、子供が喜ぶようにしてあげることのバランスはなかなか難しいものです。
谷口輝子先生(注1)は、『新版女性の書』の72頁に、≪「育児上にも食物の調理法のように適当の塩と甘みが必要なので御座います。余りにも厳格に過ぎますと、塩からくて口に入りませんし、また余り甘すぎましてもものにならないので御座います≫と、書いておられます。

また生長の家総裁・谷口清超先生は、『父と母のために』の31頁に「幼児からのしつけ」と題して次のように書かれております。
≪父母のありかたがよいと、子供もすばらしいものになってくれるのであって、決してその逆ではないのです。
ところが多くの場合、いざ親となると、自分が子供時代にどんなでたらめなことをやってきたかをスッカリ忘れはて、子供にばかり「よい子」であることや、「勉強」を強制するのです。
「早く二階へ行って勉強しなさい」
なんていいながら、御自分はテレビにしがみついて、およそ「本」などというものは開いたことがない、というようなことになりやすい。大体子供は、親の言う通りにはしないが、親のする通りをする…といわれるように、いつとはなしに親を見習って育つのです。だから口でガミガミ言うより、自分で実行してみせるのが最もよい「教育」であることは間違いありません。
「子供は父母の背中を見て学ぶ」
などといわれているのも、このような事実を教えている。ことに子供は幼い時ほどそのような「感化」を強くうけるものなのです。」≫
ということで、今では子供に「このように育って欲しい」と思うときには、脚下照顧して、まず自分から食器の片付けや部屋の掃除をするようにしています。子育てをしながら、私自身が父親としての勉強をさせて頂いているといった感じです。たまには塩と砂糖の加減に失敗することもありますが…。
(平成15年12月27日)
注1:生長の家創始者、谷口雅春先生の夫人、昭和63年昇天。
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