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●解説>>
生長の家では子供の神性を引き出す上で「コトバの力」を活用しますが、子供自身が小さい頃から、名作や名文に親しむことも大切だと思います。
NHKの教育テレビの「おかあさんといっしょ」という番組には、「にほんごであそぼ」というコーナーがあり、子供たちに日本語を楽しく学んでもらう番組が放送されています。幼稚園児から小学校低学年向けのようですが、出演しているのは、伝統芸能において一流といわれる狂言師や人形浄瑠璃の太夫(たゆう)がそれぞれ独特の表現で日本語の名文を語ります。さらには子供たちに人気の愉快な講談師も登場してコトバを楽しめるようになっています。
確か数年前でしたが、落語の「寿限無」がテーマになったのですが、子供たちの間ではちょっとしたブームになり「寿限無(じゅげむ)、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末
雲来末・・・の長助」という長い名前を競い合って覚えていました。子供というのは、興味を持てばすごい記憶力を発揮するものだと感心したものです。
ところで生長の家創始者・谷口雅春先生は、少年期から名文に親しむ素晴らしさについて次のようにお示しくださっております。
<< よろしく少年時代から、はっきりと自分の言葉を発音する練習を続けることが必要である。教科書や、小説の中の名文や、時事問題を論じた論説などを標準語の示す発音に従ってはっきり明晰に朗読する練習を積むことが必要である。
名文を朗読するということはいろいろの利益がある。それは明晰なる発音の練習になるばかりでなく、美しき言葉の表現法を覚えるのである。自己の欲するところを相手に完全に理会せしむるための豊富なる語彙を覚えるのである。一つの事物でもその形容のしかたによって美しい光を放つのである。(中略)「あの人の言葉には魅力がある。あの人と話していると何となく楽しくなる」というようにならなければならないのである >>
(『青年の書』38頁)
子供たちには小さなころから名文に親しむ機会を多く作ってやることは、親の役割だと思います。我が家では、毎週図書館で開かれる読み聞かせ会などに連れて行き、童話などから親しませました。さらに子供が通っている小学校では、朗読の宿題があり親が聞いてあげることが求めらています。
育児や教育には時間と手間がかかり学校任せや奥さん任せでは困難です。父親も積極的に関わって、さらに日頃から奥さんともよく話し合うことが大切です。
但し「それは分かるが忙しくて出来ない」という声もよく聞かれます。でもそこで終わるのではなく、どんなに忙しい父親も出来ることから始めましょう。
子供の勉強も簡単な問題から入っていきます。そのように、私たち父親も各人の環境に合わせ出来ることから努力しましょう。
日常的に、明るく積極的で感謝に満ちたコトバを使い始めることです。そうすることで徐々に自分の行動にも良い結果があらわれるようになり、その姿を見ている子供たちにも必ず良い影響を与えることができると私は考えています。
(平成20年1月6日記)
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