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 近況:「東京に転勤となって早7ヶ月。既に子供の通う小学校、中学校の行事にそれぞれ2回も出席しました。さらに、大阪に下宿する娘の大学まで行って来ました。」

●解説>>

  さて、中学校の入学式の帰り道のことです。携帯電話で妻へ入学式の様子を伝えるとともに、PTAの役員を引き受けたことを伝えました。そのとたん妻は激怒しました。

妻:
「PTA役員があなたに出来るわけないでしょッ。仕事があるのに!二年続けて私が役員をしているのだから、何もあなたまでしなくても・・・・。今の主婦はワープロぐらい出来る有能な人はたくさんいるワヨッ!」
私:「PTA役員を受ける人がナカナカいないから、条件付きで私が受けたんだ。」
妻:「そう言ったって、結局、(あなたは仕事で)私がかかわることになるんだから・・ みんなズルイノヨ!できないなんて」とすごい剣幕。さらに「だからお父さんが学校へ行くのイヤなのよ。みんな の前で“独唱”したって言うけど、娘はそのときどういう気持ちだったか。」
 
 もちろん、日頃、子供の事は妻に任せっきりではありましたが、ここまで言われて、私も引き下がる訳には行きませんでした。                             

 こんな考えだから日本はダメになる・・・。
私:「もし娘が父親の“独唱”が恥ずかしいとか言うのだったら、それこそ、今日の入学式の非常識さを説明する良い機会じゃないかッ。あんな事やっていて世間で通用するかッ。あんた何を信仰してるのッ」
  こちらも熱くなっていました。まあ、情けない現状です。内も外も!

  しばらくして、妻は「やはりお父さんの言うことに間違いはない」と反省しておりましたが、もっと心ある父親は学校へ行って、現状を見て発言すべきです。ケンカに行くのではない。親としての人生観をしっかり開陳していかねばならない。PTAの役員だって、いくら暇があるとて、祖父や祖母が孫の学校のPTA役員をするというのを聞いたことがありません。忙しくても“父”や“母”であればこそ、役員 になることが出来るのですから。

 いつのころからか“父兄”という言葉が消えて“保護者”になってしまいましたが、「父兄」の立場で学校に関わる必要を感じました。“自分の子供だけ良ければ”という身勝手さが親の中にあり、一方、教師の中にも、あまり煩わしい問題に関わりたくないと言う姿勢が、この度の中途半端なへんてこな 入学式の姿になって現れたように思いました。

  あの“独唱事件”後、例の入学式に出席していた娘の同級生の父親が、「目等さんのご主人のしたことは、当たり前のことなんだよなあ〜」と話していたと 、妻が聞いてきました。私の美声も多少の効果はあったようです。
 
 こんな入学式から二ヶ月後、私は転勤になりました。一学期を終わらずして小学校と中学校に通う三人の子供たちも、都内の公立学校に転校しました。 打って変わってこちらの学校では、ゴク当たり前 に、運動会では正門や校庭のポールには日の丸が翻えり、国歌も生徒の素晴らしい吹奏楽の演奏で保護者に聞かせてくれました。
                        (平成15年12月27日)

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