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私は、山梨県富士河口湖町にある生長の家富士河口湖練成道場に勤務しております。家族は、妻、長男(小学3年)、二男(4歳)の四人家族です。
家の窓から外を眺めますと目の前には雄大な富士山が聳え、近くには富士五湖の一つ、河口湖が鏡のように澄みきった清らかな水を湛えています。そこには多くの魚や鳥や動物などが生息している大自然があります。このような素晴らしいところで暮らせることほど幸せなことはない、と感謝しています。
ここに住んで12年になりますが、子供たちは道場の敷地内に住んでいる功徳なのでしょうか、とても素直に伸び伸びと育っております。しかし、全てが順風満帆だった訳ではありません。子育てをしていると様々なことがおこってきます。
それは長男が六歳の頃でした。ちょうど小学1年に入学する直前の3月末のある日のこと、私が仕事を終えて自宅に帰りますと、長男の様子がどうも変で、ぐったりとしていました。熱を計ってみると何と40度もあるではありませんか。私は心の冷静さを失い慌てふためいてしまいました。
私は普段、練成会では講師として「人間は神の子完全円満、病気は本来ないのですよ」「熱というものは病気ではない、生命の治す働きですよ」と自信(?)たっぷりに参加者にお話をしているのですが、いざ自分の子供が病気になりますとお恥ずかしいことですが、心が動揺するものです。
そういう時に女性は実に気丈なもので、家内は、「熱がでるのは細菌を消毒する自然作用ですから、心配しなくても大丈夫です」と、講師である私があべこべに諭されてしまいました。それほど私が心配そうな顔をしていたということなのでしょう。
それから家内と話し合い、一応念のため病院に行って診てもらうことにし、夜10時を過ぎていましたが、子供を連れて行きました。
私は子供が40度も熱を出しているのは「おそらくインフルエンザではなかろうか」と思っていましたが、実際に医者に診察してもらうとそうではなく、「少し肺炎気味で扁桃腺も腫れている」と診断されました。子供があまりにもぐったりとしているので、即入院ということになりました。
入院して、二日過ぎても子供の熱は少しも下がらず目も覚ましません。身体には点滴用の針が刺され、口には酸素マスク。ベッドの側には脈拍と血圧を示すモニターとその電子音の響き、よくテレビドラマで見る如何にも重病人という扱われ方です。さらに医者は、「この状態では今晩あたり危ないかもしれません」と不安を煽るような言葉で私の心を乱します。
わたしは最悪の状態、いわゆる子供の死を予想し、愕然としました。その子の生まれた時のことや、ヨチヨチ歩きの頃のことなどが走馬灯のように浮かんできて、涙がでてきました。
でもこれではいけないと気を取り直し、子供の命を救いたい一心で、聖経・聖典を読み、神様に祈り続けました。最初は「神様、なんとか子供の命を助けてください」という懇願するような我の祈りでしたが、聖典を読んでいるうちに、「子供は神の子、神様が育てているのだ。だから大丈夫」という神様へ全託する祈りに変っていきました。
その祈りが神様に通じたのでしょうか、それから子供の熱は下がり、目を覚ましたのです。私の家内も気丈に振舞ってはいましたが、どんなに心配したことか分かりません。夫婦揃って「ああ、助かった」と安堵しました。
医者は、子供の熱が下がったにもかかわらず、熱の原因を突き止めるべくあれやこれやの検査をするのでしたが、結局原因は分からずじまいに終わり、一週間後に退院しました。
その子も今は小学3年生となり、毎日明るく元気に小学校に通っています。子供が健康で元気な事ほど親にとって嬉しいことはありません。
私は、「子供達が健康で元気で生きていてくれるだけでありがたい」と心から感謝しています。
(平成20年2月26日記)
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