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●解説>>
両四肢に重度の障害をもって生まれた長女(19歳)は、移動手段が介護を受けての電動車椅子です。そこで障害者対象の作業所に通う以外は自宅で過ごします。そのような環境ではテレビが貴重な情報入手の手段であり楽しみです。その娘はドラマが好きでよく観ていますが、自分でストーリーを作ることも趣味としています。そして最近は小説からその材料を入手することを始めました。これは読書の話題が私と娘、家内と娘の間で多くなったことが理由でした。娘にとっては自分の趣味の幅を広げる上で読書は一つの大切な手段になりつつあるようです。娘と一緒に図書館へ行き本を選ぶこともあります。
私にとって、娘と共通の話題つくりや良書を紹介するためにも、まず自分が読書の習慣を身に付けることが長年の課題であったわけです。そのために考えた方法が“1週1冊”と“5分10分”というキャッチフレーズ
を作って、これに挑戦することでした。
生活時間を殆ど変更することなく読書の習慣が身についた秘訣は、時間の使い方に貪欲になることでした。1時間とか2時間の空き時間は別のことをしたくなるので読書には適さない場合があるとの示唆により、「細切れ時間を読書に使う」ことにより心がけるようになりました。また、「本を携帯すること」については、『生命の實相』第7巻をなぜ新書版(『光明の生活法』)で刊行しているかの理由を『生命の實相』38巻(188〜189頁)で知り、その必要性を再認識しました。
また、精神の健康を得るには聖賢の書をよく読みなさいと教えられており、聖書や仏典を読むことの意義が各所に説かれています。しかし『新版真理』第2巻には、「これ等の聖典はいずれも意義深遠にして、普通の人にはその真義に到達し得ないために、私は、現代人に一層よく分り易く書きたいと思って、それをよくよく噛みくだきダイジェストし、現代人に解りやすくして読者に送っているのである。それが此の全集『真理』である」(106頁)と説かれていました。この一文を拝読して、聖書や仏典を読もうとするなら、そのダイジェスト版である『真理』全11巻を読むことが真理を学ぶ近道であると考え、読書意欲が増したことを覚えています。
著者を限定して歴史小説を読み込んでゆく方法は、私が自身の考えで続けてきました。ところが今年の1月、『希望を叶える365章』を拝読しておりましたら、「読書をするなら『この人のもの』と思ったら、その人の著述をく渉猟して深く研究し、その人の精髄を吸収するようにするのがよいのである」(同書230頁)とのお言葉に出会いました。嬉しかったです。
『新版真理』第8巻の「どんな書物を読んでも、「これはよい考えだ」と思われることは常に手帳に書きとめて置いて、それを必ず実行するように心掛けて行きましょう」(262頁)とのお言葉と合わせて心がけとしています。
(平成15年4月19日記)
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