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  プロフィール

  中一になった長女は最近、ちょっと反抗的になっています。
この春休みには、パソコンを置いている部屋にしばしばこもっていました。
  息子(小五)が、
「お姉ちゃん、今日は部屋から出てこないねー」とあきれるほどでした。
 娘は2年位前から、ある漫画が大好きになりました。コツコツ貯めていた小遣いをはたき、いつのまにか十数冊程の全巻を揃えていました。そして飽きることなくこれまで熱心に繰りかえし読んでいます。
 また今回、ネットの動画サイトに、そのアニメの過去に放映されたシリーズを見つけて、ずっと見ているようでした。

 昨年の暮れに、ある通信教育講座の景品で、「マンガを描くための初心者向けセット」を貰ったのがきっかけでした。その通信教育講座には、購読を続けさせるためなのでしょうが、何か子供の気を引く景品を与える為のポイントが毎月付いています。他の景品にはあまり反応しなかった娘でしたが、この商品が出た途端、それを狙っていたようでした。そして暫くして手に入ると、凄い勢いでマンガを書き始めたのです。
 一ヶ月もしないうちに付属のスクリーントーン(マンガの背景に使う網掛けなどをシールにしたもの)が残り僅かになりました。それは近所に売っていないものなので困っている様子でした。
「渋谷の大きな雑貨店にあるから、行くか?」
と私が言うと、普段は見せたことのない素晴らしい笑顔が返ってきました。

 娘はそれからずっとマンガを描くことに取り組んでいます。凄い集中力です。ストーリーを考え、下書きをして、スクリーントーンを丁寧に貼って・・・。
 私は娘に「マンガを描くことを止めて、勉強しろ」とは叱らずに、「しっかりと描きなさいよ、でも勉強も別でやりなさいよ」と応援しながら注意しました。

 その後、父兄参観で学校に行ったところ、廊下に各自が研究した“自分がなりたい将来の仕事を調べよう”が貼り出されていました。そこに娘は漫画家になる夢や仕事の説明など私が知らないことまでも良く調べ、結構深いものを発表していました。
夕方、家に帰ってきた娘に、
「マンガのこと良く調べたね。上手に描けていたよ、で、漫画家になりたいの?」と聞きますと、
「えー、読んだの?嫌だー」 
「締め切りがめんどうくさいから、漫画家にはならないと思う」との返事でした。

「今、思春期だから反抗したいのよ」
と妻が私に話すと、娘は悪戯っぽく笑って、ピースサインを出していました。

                               (平成19年4月11日記)

 
++解説++

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