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吉田尚樹講師

 プロフィール


 

  先日、私はいつものように仕事を終え帰宅しました。家につくと時計は夜の10時を回っていました。玄関のドアを開けると部屋から妻の怒声が響き渡ってきました。どうやら息子が叱られているようです。
  いつもなら、すでに寝ている時間です。ところが小学3年生の長男(ジン)は、まだ宿題とニラメッコの最中でした。息子はやる気も元気も無く、面倒くさそうに妻の説明を聞いていました。そんな態度を見て、妻はますます感情がヒートアップしていました。

  私は、息子の姿が、四十数年前の自分の姿と重なりました。私もその頃は勉強が嫌いだったので、親から「勉強しなさい!」と、よく怒られていました。すると勉強をする気持ちが無くなったものです。それを思い出し、息子の気持ちがわかって、かわいそうになってきました。 私はこれまで、何度となく「あの頃もっと勉強していればなあ・・・」と後悔した事がありました。そのことを思いながら、妻と交代して息子に宿題を教えることにしました。
  普段は仕事で、息子との会話も少なくなっていたため、その分、時間をかけて教えようと思いました。基本から二人でじっくり算数の宿題に取り組んでいると、いつの間にか昔の自分に語りかけているような気持ちになっていました。

  その気持ちが伝わったのか、息子は素直に話しを聞いてくれ、やる気も復活してきました。私は何度もほめながら、やさしく教えて行くと、宿題を終えることができました。時計の針は夜の12時をさしていました。 私は、「よくがんばったね。ジンくんは神の子・無限力!」「よく勉強ができる!」「さすがお父さんの子だ!」と頭を撫でました。息子は嬉しそうにニコニコしていました。その笑顔に私も嬉しくなりました。

  その後、息子は学校から帰ると、宿題をしっかりやるようになりました。転校で遅れていた「漢字検定」も学年で一番上の31級に追いつくなど、積極的に勉強に取り組むようになりました。
  このことから、子供の神性を信じること、ほめること、そして神性が現れるまで待つことの大切さを身をもって感じました。

(平成22年4月14日記)


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