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プロフィール

  私には中学校1年の女の子を筆頭に幼稚園年少の女の子まで4人の子供がいます。現在は皆元気に学校や幼稚園に通っています。しかし今から2年程前にこんなことがありました。

  長女(当時小5)の食欲が次第に無くなり、夜も「眠れない」と言って不眠が続くのです。やがて体重も減り学校も休みがちになりました。心配で病院に連れて行き検査をしましたが「体のどこにも異常はない」という診断でした。ある朝、登校したがらない長女と次ぎのようなやり取りがありました。
 妻  「どうしたの。また学校休むの」
 長女 「……」
 妻    「元気出して学校に行きなさい」
 長女 泣きながら 「行きたくない…」
私はこう答える長女を見て、子供の頃の自分の姿とダブってしまいました。実は私も小学校と高校生の時に同じような不登校の経験があったのです(注:平成15年8月の講義を参照下さい)。そのため、これ以上言ってもダメだと思い、泣いている長女を座らせて静かに話しました。
 父   「学校で何かあったの」
 長女 「…ううん、何もない」
 父  「頑張って学校行くか」
  長女  「…行っても保健室に行くだけ」
  父    「じゃあ、休みにするか」
妻に自分の経験から無理をして学校に行かせても逆効果だと話し、長女を自由にさせることにしました。その後、長女はパソコンゲーム等をして1日を過ごしていました。そういう状態がしばらく続きました。

 長女が苦しんでいる・・・、何故こうなったのか?・・・
私は妻といろいろ話をしました。子供の問題は夫婦の在り方の問題です。そして、その根本は一家の中心であり夫である自分の問題です。私は自分を省みました。
 「自分は夫として妻へ愛情表現は足りていたか、父親として子供への愛情表現は充分だったか、そもそも一家の中心としての自覚があったのか」と。
 その時、思い当たることがありました。妻や子供への愛情表現が独りよがりで不充分だったこと、自分自身が一家の中心を立てていないことにふと気づいたのです。つまり 私は家の中心とも言うべき「ご先祖様」を本当に立てていない、それはつまり心からの感謝が足らないということでした。
 
 それから早速、妻と仏壇を求めに行きました。
 数日して、わが家に仏壇が来てからは毎日蝋燭をたて、御倫を鳴らし、線香を炊いて先祖供養をしています。それまでは、蝋燭も無く、線香も炊かずに、只手書きの霊牌の前で聖経(註;)をあげているだけでした。
 
 通勤時には、妻と子供達の笑顔を思い浮かべながら「ありがとうございます」と感謝の言葉を何回も唱えるようにしました。出勤時や帰宅時には必ず仏前のご先祖様にお礼を言 っています。そうするうち、子供達も自然と仏壇に手を合わせるようになりました。

 仏壇がわが家に来て三ヶ月程する頃、長女は食欲も戻って元気に登校するようになりました。そして以前の明るい長女に戻っていました。
 この体験を通して私もかつて4年間不登校をしていた時の、自分の両親の気持ちが分かり、両親への感謝も深めることが出来ました。そして一家の中心者が先祖を立て、妻、子供 への感謝を祈ることの大切さを改めて知らされました。

※聖経:生長の家のお経(『甘露の法雨』、『天使の言葉』、『続々甘露の法雨』など)

                              (平成18年4月30日記)

++解説++

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