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お早うございます。これから生長の家の教育法、子供を良くする秘訣について、お話をさせていただきます。テキストは、生長の家総裁・谷口清超先生がお書きになりました『大道を歩むために』でございます。
さて、皆さんは、人間の本性といいましょうか、本質をどの様にお考えになるでしょうか。
もし、人間の本質が悪であるとしますと、人間を自由にしたら何をしでかすか分からないということになります。そうなりますと、教育の方法は、人間の悪なる本質が現れないように、規則規則で縛りつけて、悪いことが出来ないように、常に叱りつけて、恐怖心を植え付けなければなりません。
子供が小さい内は、この方法も一見手っ取り早いように思われるかも知れませんが、体が大きくなって参りますと、この方法はうまくいかにばかりか、反対に反抗されてしまうことも多いのです。
「生長の家」の人間観は、これとは正反対で人間の本質は、何よりも尊く気高く、掛け替えのない「神性・仏性」である、と考える人間観です。
そして、その「神性・仏性」は、どうしたら顕れるかといいますと、心から子供の善い点を、惜しみなく讃嘆することである、とお示しいただいております。
例えば次の様な情景の時、皆さんだったらどの様に考えて、そして何とおっしゃるでしょうか。
お父さんの帰宅時刻が遅く、いつも子供達の方が先に食事を済ませます。9時頃帰宅したお父さんの為に、お母さんがあたため直した食事を食卓にならべました。今日のおかずは牡蠣フライです。
お父さんは、ソースが出ていない事に気付いて「おーい、ソースを取ってくれ」と言おうとしたその瞬間、小学一年生の明子が、「ハイ、ソース!」と言って、ソースを持ってきました。
さあ、お父さん、何を考えて明子に何とおっしゃいますか。
あるお父さんはこの様に言いました。
まあ、「ありがとう」ぐらいは誰でもおっしゃると思いますが……、もう一方のお父さんは、次のように言いました。
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B(父親)ありがとう。お前は本当によく気がきく子だ。
優しい性格の持ち主だね。お父さんとってもうれしいよ。 |
同じように感謝の言葉を述べておりますが、初めのお父さんと次のお父さん、この二人のお父さんには、実はとても大きな違いがあります。

ほとんどの親御さんや先生は、子供のダメな点を叱って、注意して、諭して、そのダメな点や悪い点に振り回されて、いらいらして不愉快になって、そういった事に教育的な努力の90パーセント以上を費やして、おられるのではないでしょうか。
しかし、人は悪い点を指摘されることによって生長するのではなくて、良い点を讃嘆されることによって生長する、というのが私共の「生長の家の教育観」です。
ですから、子供の悪い点に反応するのではなくて、常に何か良い点はないか、と探すわけです。悪い点がもし現れているとすれば、それは実は良い点が認められていないからだ、真に愛されていないからだ、と省みるわけです。
つまり、教育のチャンスとは、子供が何か悪い事をした時ではなくて、良い事をした時が、実は教育の絶好のチャンスであると考えるわけです。
先ほどの「ありがとう」だけのお父さんは、この一瞬がどれ程尊い、価値ある一瞬であるかと言うことに、気づいておりません。
教育にはチャンスがありますが、数少ない教育のチャンスを、どれ程意識しているのか、いないかの違いが、この二人のお父さんの言葉の違いなんですね。
子供の善い行為、これは正に金の卵です。子供が金の卵を産んだ瞬間です。これを当然のこと、当たり前のこととしないで、暖かく歓迎して、拍手で迎え出す
、これが子供をよくする秘訣です。(平成15年5月31日)
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