今月の講義体験談エッセイネットワークインフォメーションメールで相談室掲示板

近況:今年の2月に、三番目の子供が誕生しました。始めての男の子でした。嬉しかったです。この嬉しさの由来は何かと思うと、子供が自分を家内を親として生まれてきてくれことだと思いました。

さて私は最近ブログを開設しました。「飛行機好き」の方はどうぞご覧下さい
         

●≪解説≫ 

 
生長の家では「人間誰しも無限力が内在している」という教えをいただいております。
 そしてそれを引き出すには、「褒める教育」が一番であると教えられています。
 −−詳しくは生長の家創始者・谷口雅春先生著『生命の実相 第30巻 児童教育篇』に具体的に説かれていますので、是非お読み下さい。−−
 しかし、私も最初はなかなか教わったことが実行出来ませんでした。長女に勉強を教えているうち、思わずいらだって、ヒートアップしてしまうことがありました。
 そのような感情の根底には
「こんな簡単なことが何故出来ないのか」
という思いがあるのです。「こんな簡単なこと」と思っているのは大人である自分です。大人にとっては「簡単なこと」かも知れませんが、子供にはそうでないことを忘れているのですね。
 こちらが熱くなると、子供は萎縮します。そしてまたミスをするという悪循環です。では、コミュニケーションを円滑にするのにはどうしたらいいか。
 
 これは大学の心理学で学んだのですが、相手に話を伝えるときには相手より低い声を出すと良いと教わりました。人間は自分よりも高い声で何かを詰問されると「キレてしまう」そうです。逆に低い声には安心を感じるそうです。また落ち着いた低い声で話していると自分自身も考えがまとまり、当を得たことが話せる利点があるのです。私もそれを出来るだけ実践しています。

 このことは、ある日、公園で、わが子に野球を教えるためにノックをしている父親を見て良く理解出来ました。
 その父親は高く大きな声で子供を叱咤しながらノックをしています。そのため子供は、当然ビクビクして、ミスを連続していました。
 すると父親は自分の高い声に興奮し、更に声を荒げていました。端で見ていて、あの子供が野球が嫌いにならなければいいなと心配するほどでした。
 また父親は、「何でもいいから前にダッシュして捕球しろ!」と指示していましたが、これは基本をおさえた指導ではありませんでした。

 それを見た私は、学んだことを生かそうとして、長女に逆上がりを教えるときは、ポイントを絞って穏やかな声で伝えました。そして決してヒートアップしないように心がけました。上手くできない日でも、その中で良かったところを指摘して讃嘆しました。
 また調子のいいところで練習を切り上げることも心がけました。これはピアノが大変上手だった小学校時代の友人が教えてくれたのです。彼は小学五年の時点で音楽の先生よりピアノが上手でした。彼によると、
「上手く弾けた時に練習を切り上げると、そのイメージが次ぎに残っているから上達が早いんだ。」
と語っていました。当時は
「そんなものか」と思っていましたけど、今回のことでなるほどと納得しました。
 生長の家では、就寝前は心を明るくして床につくのがいいと教えていますが、これに通じるものだと感じました。つまり、自分の潜在意識にマイナス感情を入れないということなのですね。

 こうして色々心を砕いて夜中の逆上がり練習に励みましたが、実際に出来るようになるまでは一月位かかりました。その間、娘も眠たくて辛かったようです。しかし「必ず出来る」と信じて取り組みました。
 ですから、実際出来るようになり、私の前で見せてくれた時には私も喜びで一杯になりました。「次ぎは何に挑戦しようか」と言うと、娘は「跳び箱だね」と笑顔で答えていました。

                                                     (平成18年6月30日記)

<戻る

今月の講義体験談エッセイネットワークインフォメーションメールで相談室掲示板