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近況:

●解説>>

「仕事と家庭の両立――」
 これは壮年世代の、特に子育て真っ最中の人々の代の共通した課題ではないでしょうか。私の父親の世代、少なくとも私の父親を見る限りは、仕事第一主義で、妻や子供たちが不満を言おうものなら、「お前たち、食わしてやってんだから文句を言うな!」で通していましたが、「男女平等」を徹底的に叩き込まれてきた現代女性には、そんな“決めゼリフ”は通用しないのです。そんなことを言おうものなら、直ちに荷物をまとめて出て行かれるのがオチです。
 私も結婚直後は自分の父親のマネをして父親と似た言動をとっていたのですが、どうもそれではうまく行かないということを妻の反応から学習していきました。

 現在、夫婦の離婚件数は年間で約29万2,000組(2002年度 厚生労働省の調べ)に昇っており、単純に計算すると約2秒間で1組の夫婦が離婚しており、離婚理由の第一は「性格の不一致」だそうです。
 以前、名古屋の講習会で、受講者から「夫と性格が正反対で、お互いに反発して理解し合えないが、そういう関係はどうすればよいのか」という質問があったそうですが、その時、副総裁・谷口雅宣先生は「もう少しがんばってほしいですね。私たち夫婦もこうして何事もなかったように、2人で講習会に来ていますが、ここまで来るには色々のことがありましたよ」と仰った後、次のようなご指導をされました。

<< (前略)人間は本来神の子で、一人一人が完全な存在であ  
る。しかし、その完全さは まだ充分に表現されていないので、       自分の中の表現されていない部分を、夫あるいは妻の中に見出し、その人に魅力を感じ、結婚する。夫あるいは妻として選んだ相手は、自分の中の表現できていない部分を表現している人、と言える。だから結婚生活によって、神の子としての「完全さ」の表現がより進むことになり、満足度は向上する。だから、「性格が反対だから間違った結婚」とはならない。その逆に、夫婦は互いに(表面的には)違っていて当然である。お互いを理解し、尊重して相手の良いところをみとめよう。
           
(『理想世界』平成18年6月号41頁) >>

 結婚当初、酒もタバコも賭け事もやらず、あれだけ仕事一筋に打ち込んでいた私に対して、妻が何故不満を抱くのかが、到底理解できませんでした。
 しかし、度々起こる妻との口論や子供の病気、ケガ、事故などを通して、それが私の独りよがりであることに段々と気がついてきたのです。勿論、言うまでもなく外で仕事をし、お金を稼ぐことは大切なことです。しかし、いくら所得が向上しても“幸福感”まで得られるとは限らないことは、様々なデータがそれを物語っています。
 結局、所得向上よりも、もっと大切なものがある。それは家族とのコミュニケーションです。一緒に食事をしたり、会話をしたり、遊んだり…。限られた中でも共有できる時間を努力してつくることが何より大切であることを今は実感しています。

 さて今回、ご紹介した話しは平成4年から11年頃の話しです。“問題発言”をした長男は現在13才となり、バスケットボールに夢中になっています。そして昨年の春、青森に転勤となり、原宿にいた頃より一層充実した環境の中で生活を送っています。職場までは歩いて10分程度なので、早く帰宅できる時には、子供とキャッチボールを楽しんでいます。
 家内は、「青森にこれたのは神さまからのご褒美かもね」と言っていましたが、私も同感です。素晴らしい自然と、温かい生長の家の皆様に囲まれて、多くの人に喜びを与える職務に邁進しています。

                       (平成19年7月7日記)

 

                                                      

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