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●解説>>

 この話は、機関誌『生長の家相愛会』に掲載されていた話です。三郎とは、黒河内潤元本部講師(元宗教法人「生長の家」理事長・前東京第二教区教化部長)の子供時代の姿です。黒河内元本部講師のお父様は、学校の先生で、ちょうどテストの採点をしていた時だったそうです。お父さんが躊躇することなく、切手に×を書くことが出来たのは、長年正しさを積み重ねる生活を信条として生きて来られた結果であると思います。“この人にして、この父親あり”だと思いました。いやこのお父さんだけでなく、そのまたお父さん、更にそのお父さんと、代々のお父さんが子供に示してきた生き方が黒河内元本部講師の精神的な支柱となっているに違いない、と深い感銘を覚えました。

 谷口雅春先生著『生命の實相』頭注版第13巻10ページには、次のように書かれております。

<< さてわたしはここに本当の人間の教育ということ、その本当の人間を造るところの「子供の教育法」を説こうとするのでありますが、この子供の教育ということは本当は大人の教育なのであります。だから、わたしは子供の教育を説く前にまず大人に説く倫理をもってしたいのであります。子を良くするにはまず親を教育しなければならない。それほど親の心は子に影響を与えるのであります。

 谷口雅春先生は、子供を良くしようと思っても、その子に最も強い影響力を持つ親が良くならなければ、子供を良くすることは出来ない、とお示し下さっております。子供にこうあって欲しいと望む生き方を、親自身がどれ程生きているかが問題なのです。
 この教えを生長の家では「親が変われば子が変わる」、または「子は親の鏡」という言葉をもって表現しています。

 親自身が向上を目指す努力を怠りながら、子供に勉強を強要しても、子供は親の鏡なのですから、親の言うようにではなく、親のやるようにしかしないのです。
 子供の姿を見て子供を責める前に、親が先ず自問自答する必要があります。

 我々の日々の思いや行為こそが、教育の主体であると分かれば、子供に立ち向かうのでなく、私達の為すべき仕事や、日々の思いや行為の中にこそ、子供を良くする秘訣があるということになります。生長の家では、日々の思いを浄める最高の方法として、“神想観”、“聖経・聖典等の読誦”、“愛行”の「三正行」。そして、良いことだけを記入する『日時計日記』の活用を薦めています。

 愛するわが子の親として恥ずかしくない親になろうと、生活を顧みて日々、精進努力を重ねている人は、子供が素晴らしくなるだけでなく、その人自身の仕事も生活も何もかもが光明化されてきます。
 親と子が共に素晴らしくなる教育法、これが生長の家の教育法です。

(平成20年7月2日記)

          

 
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