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プロフィール

   私は5人兄姉の末っ子(次男)として生まれました。両親は健在で兄姉もいましたから恵まれていましたが、中学の頃何かおかしいなと感じたことがありました。兄弟はいるのですが、私との歳が離れているのです。色々調べてみると、私は後妻の子供だったのです。そのことが分かった時の精神的ショックは今でも覚えています。

 そのショックが原因で、私を父を恨むようになりました。父は生長の家を信仰していたのですが、その父に感謝できませんでした。今思うと、私が中学生の時、積んであったコンクリートの水道管が崩れて左手の親指を挟まれて切断する怪我をしたのは、父を恨んでいた心が原因ではなかったかと思うこともあります。

 また、母が違う兄姉との心の溝が深まって行ったように思います。母からは、親の違う兄姉でも、生命の兄姉であると聞いてはいたのですが、そのことが感情的にどうしても納得できないのです。ある時は、母親の違う兄弟は他人より悪い…最悪だと感じたこともあります。同じ両親から生まれた兄弟をもつ周りの友達が羨ましく感じたことも度々でした。
 そんな学生時代に、私を救ってくれたのが生長の家の練成会でした。父と同じく生長の家の信徒であった母から強く進められて中学生練成会に参加したのです。

 初めて参加した練成会では、「人間は神の子である」「父母に感謝せよ」という講話を聴き、また浄心行(注1)をして憎んでいた父 を赦すことができました。そして、母や兄姉にも「本当に申し訳なかった」と心から懺悔しました。練成会から帰った私は、毎日楽しく学校に通うようになり、勉強も気持ちを入れてできるようになりました。

 このような過去を振り返ってみると、家庭の大切さ、特に父親に感謝することの大切さを染々と感じさせられます。私は今、6人の子供の父親となっていますが、家庭では子育てに全く無関心な父親(無用の長物?)となっているような気もします。しかし、私はそれでも“父親”であることに、もっと自信を持っていいと感じています。私が中学の時、父に感謝出来たことにより生きる自信と悦びが生まれたこの体験があるからです。
                               (平成16年8月1日 記)

注1:過去に抱いた悪感情や悪想念を紙に書き出し、生長の家のお経『甘露の法雨』を読む中でその紙を焼却し、心を浄める行。                                                

イラストレーション 小関隆史
++解説++

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