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●≪解説≫
「皆さんは子供に手伝いをさせていますか?」
平成17年4月13日付『日本経済新聞』の生活面に「子供に手伝い−なぜさせない、どうさせる」という記事がありました。その中にある食品会社が行ったアンケート調査で、4歳以上の子供のいる家庭で、6割近くが子供に家事などの手伝いをさせていない、という結果を紹介していました。
そのような中で父親が娘に手伝いをさせている渡邉重孝さんにインタビューを致しました。
管理人:私の子供(小5と小3)もそうなのですが、「手伝いをしな
さい」と言ってもなかなか言うことを聞きません。「ゴミを拾おう」と言った時に子供さんは、嫌がりませんでしたか?
渡邉:嫌がるかと心配したのですが、始めて直ぐに人に褒めて貰い驚きが直ぐに喜びに変わったようです。認めて貰う喜びですね。娘は本当に嬉しかったようです。今ではゴミ拾いの日をとても楽しみにしています。実は普段は朝あまり早く起きなくて困っていたのですが、明日はゴミ拾いをするよと言うと、ゴミ拾いの時間は夕方なのに朝早く自分で起きています。(笑)
管理人:手伝いはゴミ拾いの他にも何かさせていますか?
渡邉:ハイ、実はゴミ拾いをする少し前から娘にもう一つ手伝いをさせていました。それは毎朝、学校に行く前に玄関の床の雑巾がけをすることです。ある本に「昔は玄関やトイレの掃除は子供の担当であった」とありましたので、わが子にも「掃除の大切さ」を早く伝えたいと思い始めました。こちらはもう2ヵ月くらい続いています。おかげで玄関の床はピカピカです。玄関が綺麗になると子供の目線でも毎日通る場所なのでお手伝いの成果が判りやすく、やりがいを感じているようです。昔の人が子供に玄関を掃除させたのにはこのような理由があったのだなぁと感心しています。それと、手伝いをするようになってから、しっかりしてきたように感じています。
管理人:渡辺さんも小さい頃から手伝いをしていたのですか?
渡邉:子供の頃は手伝いはしていませんでしたね。(笑)しかし高校生の時からお風呂掃除の手伝いを始め、それを何と19年経った今でも変わらず続けています。私は朝7時過ぎから風呂の掃除をするのですが、それを見て娘も玄関を拭き始めます。丁度同じくらいに終わり、娘が雑巾を洗うときに、必ず「ありがとう」と感謝の言葉を言ってあげています。そこで気がついたのですが、子供に手伝いを任せないと子供に「ありがとう」と言えるチャンスが見つからないのですね。
管理人:これから子供と一緒に近所の清掃を始めようかと考えている父親の皆さんに、何かコツがあれば・・・。
渡邉:やっていて一つ気が付いたのですが、私がオレンジ色の派手なシャツを着て娘と共に掃除をしているとあまり皆さんは声を掛けてくれないのです。どうも何かの団体かと思われたようです。しかし地味な服を着て子供と少し離れて掃除していると、娘は良く声を掛けて貰っています。この讃嘆があればこそ娘もゴミ拾いを続けてやっているのだと思います。手伝いを子供に教えるには出来るだけ小さい間に始めた方が良いと思います。“手伝い”は親が思う以上の大切なものを子供に与えていると思います。
管理人:ありがとうございました。
(平成17年7月1日記) |