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娘たちとの別居後、約1ヶ月が過ぎようとしていた今年5月、久々に娘たちと会える喜びとともに、東京へ向かった。毎年5月、日本武道館で開催される 『生長の家全国大会』に参加するためである。
 その全国大会の中、生長の家白鳩会副総裁・谷口純子先生より、『子供の巣立ちで学んだこと』というご講話をいただいた。それは私にとって衝撃的な内容であるとともに、目から鱗が落ちる思いであった。 

 内容は、先生の夫である生長の家副総裁・谷口雅宣先生の方針で「私の家では子供は18歳になったら巣立つことになっている」という内容であった。私は一瞬耳を疑った。
 特に地方への就職や就学ではなく、それぞれが東京近郊での生活である。
 それは、「子供が親の力に頼らず自分自身で世の中の厳しさや大変さを経験し、そして自らの足で歩んで、自分のものとして自分の人生を見つけてほしい」
との思いからだと伺い、
「なるほど」と深く感銘し、心から感謝の拍手をさせていただいた。 
 続いて谷口純子先生は、
「子供のことを心配するというのは、子供の幸せを願ってのことではあるけれども、私たちは“唯心所現”と教えられている。心配をすれば心配をしたものが作られていくということを教えられています。だからそんなに心配をしないで、もっと愛念を送らなくては、子供の幸せを祈らなくてはとそこで一つ学んだのです」
と谷口純子先生が自ら体験されたお話を聞き、まるで私のために語りかけて下さっているかのようであった。

 そのお話をお聞きした私は、程度は異なるものの、子供への心配や執着は自分だけではなかったことに安心するとともに、谷口純子先生の言葉一つ一つに感動し、それまでの重い心がとてもすっきりと軽くなるのを感じた。
 その後私は、子供への連絡も必要以外ほとんどしなくなった。そして「子供たちの心配をするよりも、ただ幸せを祈ろう」と決意した。

 そのように私自身、徐々に子離れが進むにつれ、娘たちとの連絡は、必要に応じた時に連絡をとる程度となったが、それぞれ子供たちは、親(特に私)の心配をよそに、私たちと同居していたときよりもしっかりと自分たちの役割を務め、日々の生活を快適に送っているようである。最近は娘たちがとても頼もしく感じるようになった。

以上のようになかなか子離れが出来ずにいた私は、娘たちとの別居という突然与えられた環境の中で学んだことは、私たち親子はとてもよい時機に、お互いに貴重な経験をさせていただいているのだということと、いつまでも子供を過保護に育てるのではなく、子供たちの将来のことを考え、自立した人生を歩んでもらうためにも、ある程度の時機に子供を「神の子」と信頼し、子離れすることの大切さを学ばせていただいた。 

 そして生長の家のみ教えの素晴らしさをあらためて深く実感している今日この頃である。
                      
                        (平成17年10月21日記)            
 

 

                                                      

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