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  プロフィール

 2年前の夏、私の東京への転勤にあわせて家族共々上京しました。その転居先付近には小学校が2つあり、役所で近い方を勧められました。 その小学校までは歩いて3分の距離でした。転校前は歩いて25分かかっていたため子供達は「今度は学校が近いね」と喜び、期待に胸を膨らませ9月からの新学期を迎えました。 
 転校して子供達がいきなり聞いた話題が、「私の家族は夏休みにハワイへ何日間行ったの」「私はヨーロッパに行った」「ディズニーランドに何日間行ったよ」との会話でした。
 子供達は、その友達から夏休みにどこへ行ったのか聞かれるのが怖かったそうです。
 父兄会に行った妻も、他の父兄から
「歌舞伎に行ってきたの、生で見る(話題になっている)役者さんは格好良かった・・・」
と話しかけられ、びっくりしたそうです。これまでの生活ではそんな友人はいませんでしたから、周囲の雰囲気があまりに違うことを思い知らされました。やっぱり都会は違うと感じました。

 しばらくすると娘が沈んだ雰囲気になっていきました。もともと娘は外向的ではなかったのですが、友達と平等にやさしく接するため前の学校では友達から好かれていました。 そんな訳できっと時間が解決するはずだから大丈夫だと思っていました。また私自身も新しい仕事に慣れていなかった上に、連日帰宅が遅かったため気持ちに余裕が無く、子供のことは妻に任せきりという状態でした。

 しかし暫くすると色々な事が判ってきました。娘のクラスにはいつもハサミをクルクルと振り回す男子がいました。担任は注意してもその子は言うことを全然聞かない からと指導をしないのです。ハサミを取り上げることもしません。その子はカッターナイフも振り回すため女子に当たって怪我をしたこともありました。その子はクラスのリーダー格 になり授業の妨げまでしていたようです。そのためにある父兄がその子の親に電話をして注意したところ、後日学校の先生から「クラスの人を批判する電話をお互いしないように」と書かれたプリントが配られました。それを手にしたとき、この小学校は一体どうなっているのか と私たちは不安になりました。
 11月頃になり娘が友達3人を家に連れてきました。私は丁度外出から帰ったので、
「こんにちは」
と挨拶をしたところ2人の子供からは返事は返りませんでした。照れているのかと思っていたところ、残る1人から出た言葉が
「誰、あれ・・」でした。

 2月のある日に娘の別の友達が「転校するから思い出に」と遊びに来ました。聞くと新年度になったら直ぐ近くの小学校に転校すると言います。その理由はなんと 、いじめから逃れるためでした。彼女は無視のいじめを受けていたようです。そのため転校する前にいつもやさしくしてくれた娘と遊びたかったそうです。けれども二人が親しくしていることが分かると今度はうちの娘の立場がなくなると、彼女は心配してくれていました。まるでテレビドラマのような世界でした。彼女は外見が少しだけふっくらしており 、動作も俊敏とは言えない感じでした。娘によるとこういう感じの子がいじめのターゲットになりやすいのだそうです。
 妻や娘から学校の状況を聞き、話しをしましたが最後に娘にこう伝えておきました
「もし嫌だったら転校しても良いよ」と。
 
 次は息子でした。息子は直ぐ友達を作るタイプなので心配していませんでした。しかし転校後間もなく理由もない暴力を友達から振るわれていたのです。 それは授業中背後から複数の子に「気持ち悪い」と囁かれたり、休憩時間、息子の机が廊下に出されたので取りに出るとドアを中から閉めたりする仕打ちをうけていました。先生が注意をするそうですが止みません。そのため隠れて泣いていたのです。学校から帰ると良く目を腫らしているため、問いつめたところそれらをやっと話してくれました。
 
 3月頃、この問題は「生長の家で学ぶ真理で必ず解決出来る」と夫婦で話し合い、心を整えました。悪と見える現象は本来無い、相手も神の子なのでとにかく先ず祝福の祈り をしようと始めた矢先、5月上旬に転居することが決まりました。そしてこの問題は自然と解決することになりました。

                                                                      (平成18年10月30日)

 
++解説++

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