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皆さま、ありがとうございます。
ただいまから、公開シンポジウム「父親の役どころ」を開催いたします。皆さまに配布した資料の中の、「父親の役どころ」と題した黄色パンフレットをお出しいただきたいと思います。
すでにご存じの方も多いと思いますが、私ども生長の家相愛会では、今年の 7月5日に、「生長の家相愛会 父親教室」のホームページをインターネット上にオープンいたしました。このホームページは、多くの方々に"父親のあり方"を学んでもらう場として作らさせていただいたものでして、「父親としていかにあるべきか」ということについての講義や相愛会員の体験談などを掲載しております。
今回のシンポジウムも、その一環として開催するわけですが、「父親の在り方」を勉強していただくだけでなく、ここで学んだことをこれから開催を計画している"各地の「父親教室」"に生かしていただきたいと思います。さらに、それにとどまらず、そこで学んだことを多くの父親に伝えていただく――そういう運動を、今、進めているところでございます。
それで、なぜ相愛会がこの「父親教室」の開催に取り組むのかについて少し説明させていただきます。本年度の生長の家相愛会の運動方針に、その主旨と背景が書かれてありますので、それを紹介します。運動方針の「基本姿勢」にこのように書かれています。
<< 21世紀黎明の年、昨年度は希望に燃えてその扉を開けた。にもかかわらず、ニューヨークにおける同時多発テロの勃発をはじめ、暗い出来事が次々と惹起した。また、日本国内にあっても、親による冷酷な子殺し、大阪における小学生の殺害など悲惨な事件が続出し、家庭、教育の問題は一層深刻の度を増した。さらには経済不況が一段と進み、企業の倒産に加え、失業率は極めて悪化している。こうした混迷の度が深まる中にあって、ご皇室に敬宮愛子内親王殿下がご誕生になられたことは、一条の光明であり、まことに慶賀すべきことであった。>>
ここに書かれている通り、内外の状況は非常に暗いですね。特に国内では、子殺しであるとか小学生殺害などの事件が起こっています。そんな中、内親王殿下のご誕生は大変、おめでたいことでありますが、「基本姿勢」の最後のところには、こう書いてあります。
<< さらに吾らは、地球環境に配慮した生活を実践するとともに、家族の絆が希薄化する中、家庭の教育力を回復するために、とりわけ家庭における父や夫の役割を明らかにし、子弟に生長の家のみ教えを伝えることにつとめる。そして喜びと誇りを持って新たな家庭への大伝道に立ち上がるのである。>>
ここに書かれている、「家族の絆が希薄化している中、家庭の教育力を回復するために、とりわけ家庭における父や夫の役割を明らかにし」ということを具体化する方策として、「父親教室」を開催して、そこで研さんしていこうというわけです。この「父親教室」は、各地で開催するに先立って、まずインターネットのホームページに、そこで学ぶ内容についての"ひな型"を作ってみました。これが、 7月5日スタートした「生長の家相愛会 父親教室」のホームページです。
皆さまのお手元の資料を見ていただきますと、2ページに〔
相愛会「父親アンケート」集計結果
〕を掲載しております。これは、今年の6月から9月にかけて、全国九会場で開催した壮年層研修会の会場でアンケート用紙をお配りし、回答していただいたのを集計したものです。これを見ていただくと、いろいろ参考になることがあると思いますので、一部を少し紹介します。
「子供の教育での悩みはありますか?」という質問に対して、皆さんが回答してくださった結果をまとめている部分です。
【言うことを聞かない、会話がない】
という項目にご注目いただきたいんですが、そこに「母親と子供の会話が多く、父親の入る間がない。父の本当の悩みを子供に話せない」という悩みが書かれています。この方は、生長の家の研修会に来られた方ですから、相愛会員であると思われます。あるいは、誘われて壮年層研修会に参加した会員でない方かも知れませんが、いずれにせよ生長の家にご縁のある方でしょう。その方が、こういう悩みを持っている。
その次には、「子供達が父親の言うことを聞いてくれない。不景気で仕事(自営)が少なく仕事のことで妻が子供の前で自分をけなすのが原因か」という悩みが記されています。生長の家の相愛会員の中にも、こういう悩みを抱えてらっしゃる方がいる。
それから最近は、"父性の復権"ということが言われておりますが、そういうことを主張する書物には、「父親の働く姿を見せることが重要である」などということが書かれています。ところが、
【その他】
の中で、「失業中のため父親の背中をみせられていない」という悩みを書いている方がいるわけです。これも、非常に今日的な問題でありまして、不況が長引いているためにリストラにあって職を失い、子供に「父親はこうなんだ」「こうやって生きるんだ」ということを手本として見せたいけれども、男の後ろ姿≠ェ見せられないという苦しさがあるわけですね。
生長の家の相愛会員の中にも、こういう悩みを持っている方がいるということは、多くの父親の皆さんも、同じような悩みを抱えているのではないかと思われるわけです。
中高年男性の自殺が増えていると言われています。先ほど紹介した「言うことを聞かない、会話がない」という悩みの中に、「母親と子供は仲良くしているけれども、そこにお父さんが入るすき間がない」と書かれていましたが、これに加えて、お父さんがリストラにあって、職を失ってしまったということになれば、いよいよお父さんの居る場がないということになります。そういうことも、中高年の自殺の増加の一因になっているのではないかと思われます。
私たち中高年男性の組織である生長の家相愛会は、そのような今日の日本の社会が抱える問題の解決の一助として、ぜひとも生長の家の教えを多くの父親に知らせ、"父親としての在り方"を共に学んでいきたいという願いが、この"「父親教室」開催"の取り組みに込められているわけです。
本日は、「生長の家の教えの立場から、父親としていかにあるべきか」ということについて、3人のパネラーから体験談を発表していただきます。その体験を通して、「父親としてどのような生き方をし、家庭の中でどのように物事を判断し、どのように子供を育てればいいのか」ということを、皆さんと一緒に研さんしたいと思います。
パネラーの発表のあと、私の方から2、3質問をさせていただきます。その後、休憩時間を挟んで、会場の皆さんとの質疑応答の時間を持ちたいと思います。パネラーに質問のある方は、記入用紙に書いて提出してください。司会の方から質問をさせていただきます。
それでは、本日のパネラーの3人の方に登場していただきます。どうぞ、皆さん盛大な拍手でお迎えください。(拍手)
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