東京都板橋区の八十九歳の女性は、「亡夫の好きだった街をきれいにしたい」という願いから、毎朝駅前でゴミ拾いをしてきたという。ところがある日、持ち帰ったタバコの吸い殻が原因で、自宅が全焼してしまった。ところがこの女性は、火事の後に知人宅に身を寄せた後も、落胆して掃除をやめることもなく、「一日でも休めば、ゴミが散乱する」と駅前の掃除を続けているそうだ。
そんな彼女のところには、全国から数十件の励ましの手紙や電話が寄せられた。中には「母子家庭で生活に余裕はありませんが……」とお金を送ってきた人もいる。また、それまでタバコのポイ捨てをしてきた男性が「これからは責任をもってタバコを始末します 」と書いてきたりした。こうして一人の善い行いは、多くの人の善意や善行を引き出していく。
一人の小さな善い行い、一人の小さな親切な思いが美しい地球をつくっていきます。