今月のお勉強


1月のテーマ
★テキスト
・谷口雅宣先生著 『足元から平和を』
・谷口純子先生著 『突然の恋』
・参考書『2010年版 普及誌 2月号』

 私たち日本人は、昔から自然の微妙な変化を季節の節々に感じながら、生活してきました。「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言われてきましたが、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という「春分の日」をさかいに寒かった冬から暖かな春の陽差しを感じるようになりますね。太陽からの恵みが天地万物を生かし、冬の間たくわえてきたいのちの芽吹きを感じるこの季節は、有り難く嬉しい気持ちになります。

 生長の家は大自然の恩恵に感謝し、山も川も草も木も鉱物もエネルギーもすべて、神の生命、仏の生命の現れであると拝み、それらとともに生かさせて頂くという宗教心に基づいて、現代的な意味での宗教生活の実践として、地球環境保全に取り組んでおります。
今では、地球環境問題は次世代にも及ぶ緊急の問題となっており、社会においても環境保全に向けて、さまざまな取り組みがなされていますね。

 日本の温和な気候と風土は、緑の森林によるエネルギーの保存がもたらしたものです。
 日本は四方を海に囲まれ、四季に恵まれ、降雨量もあり、緑豊かな国です。水道をひねればきれいな水を飲むことができますから、あまり危機感を感じないかもしれません。しかし、いま世界的に砂漠化の傾向がすすみ、地球全体としての緑の地帯が大きく失われ、ますます温暖化が進み世界のあちこちで異常気象による災害が発生しています。

 私達が呼吸するだけでも酸素は減りますが、森林は炭酸ガスを吸収して、酸素を出してくれています。太陽の光と空気と水とで光合成をする緑の葉は、自然の偉大な力で酸素を 提供してくれています。酸素だけでなく、浄化されたきれいな水は、殆ど森でつくられています。そのお陰で、人間や動物たちが生かされているのに、人間の都合によって、森や植物を切り倒し、CO2の吸収源を減らし、石炭や石油を燃やしてCO2の排出量を増やしているわけですから、大気中のCO2の分量が増えすぎ、大気のバランスが崩れて温暖化してきました。

地球環境と肉食の問題
 地球の温室効果には、様々な原因がありますが、その中でも、肉食による温室効果の数値には驚かされます。
 生長の家総裁・谷口雅宣先生は普及誌『生長の家白鳩(2010年2月号)の小閑雑感』の中に次のようにお書き下さっています。

肉食の温室効果は全体の51%
 (前略)研究では、生きた家畜から出るメタンなどの温室効果ガス、家畜の飼料を栽培するため、あるいは牧草地を造るための森林伐採など、食肉産業全体から排出される温室効果ガスの量をCO2に換算して算出した結果、前記の数値を得た。特にメタンは、CO2に比べて、二十三倍もの温室効果があるため、深刻な影響がある。(中略)十一月十五日付の本欄では、 森林伐採による温室効果ガスの排出量は全体の「十七%」−という数字を紹介したが、これの三倍の量を食肉産業が排出していることになる。

 また、 生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は『突然の恋』の中に次のようにお書き下さっています。(27頁)

  世界の穀物生産量の三分の一以上が動物の食料となっているが、先進国では穀物消費量の八割近くが、人間が食べる動物の餌になっているということは驚きだった。世界には九億六千万人以上の人が飢えに苦しんでおり、毎年一千万人もの子供を含めた人が餓死しているのが、地球の現状なのである。このことを考えると、先進国を中心とした人々が、自分たちの食生活を真剣に考えなくてはならないことが、明らかだと思う。また食肉飼育現場では、し尿や汚水が大量に発生し、地下水を汚染したり、土地を不毛にするなど、地球環境に大きな悪影響を及ぼしているのも、見逃せない問題である。
(中略)
肉食が結果として同じ地球上の貧しい人々の食料を奪うことになり、地球環境にも深刻な影響を及ぼすということを知ってほしい。

 私たちは、日々の生活の中で目に見えていることを基準にして、物事を考え、行動していることがほとんどです。しかし、目に見えていないところで行われていることを知ることも大切なことです。直接的に自分が「悪いことをしている」という意識があれば、反省し行動することができます。しかし間接的に相手に悪影響を及ぼしていることには、なかなか気がつかないものです。経済的に豊かな国の人々が美味しい肉を食べるため、早期の飼育をめざして、人間が食べる穀物を牛や豚に食べさせ、発展途上国では自分達の家畜を育てていた草原を、先進国の家畜向けの飼料を作る畑地に変え、さらに放牧や飼料生産のために森林を伐採し続けています。自分たちが肉食をすることによって、発展途上国の人々を苦しめていること、それだけではなく、この緑豊かな地球環境を破壊し、世界で様々な気候変動を招いていることを知ることで、日々の私達の生活を見直し、行動することができるのではないでしょうか。

自他一体の神の愛を現しましょう
 谷口雅宣先生は『足元から平和を』の中に次のようにお示しくださっています。(214頁)

 今までは「国」のレベルの価値を最大のものと見て、「日本人がよければいい」という生活をしてきたが、今はそういうわけにはいかなくなった。「すべての人々が皆、民族や国籍を問わず同じ神の子であり、仏である」というように私たちの視野を広げ、さらに視野を押し広げて、「地球上の植物、動物、鉱物すべてのものが掛け替えのない神のいのちの現れである」というものの見方が、今日ほど必要なことはないのです。

 先進国の人間だけが欲望を満足させて繁栄し、平和な社会を実現することはできませんね。私たちがちょっと食事を変えて、肉食を控え、菜食を多くとるようにすれば、肉の消費量を減らすことはできます。自分たちだけが幸せであるというよりも、もっと広く全ての生き物や大地や自然も幸せであるようにすべてのものに感謝して、地球のためになる生き方を今日からはじめましょう。肉食を控えることは誰にでもできることですが、それを続けることはやはり努力がいります。
 生長の家では『人間は神の子である』といいます。本来、宇宙の一切の存在を神の生命の現れと観じることができる神の子なのです。 人間の欲望によって、“他者を犠牲にする生き方”ではなく、今すでに、恵まれていること、与えられていることに感謝していく、神の子が喜ぶ生活を実践していきましょう。

旬の野菜を使ってみましょう
 春の旬の野菜は、とても栄養化が高くビタミン・ミネラルを豊富に含んでいます。
 春ならではの山菜、キャベツ、菜の花、三つ葉、ふき、たけのこ、タマネギ、ジャガイモ、アスパラガス、わかめ、あさり、鯛、ひじきなど、 美味しいものがたくさんありますね。
 白鳩会では、「技術や芸術的感覚を生かした誌友会」の一つとして、ノーミート料理の誌友会も開催しています。地域の誌友会に是非ご参加ください。またインターネット上の「postingjoy」などでお肉を使わないお料理もご紹介しています。どうぞ、参考にしてください。

『日時計日記』をつけましょう
 谷口純子先生は『突然の恋』の中に次のように、お書きくださっています。(162頁)

 生長の家では、私たちの生きている世界は人間の心によってつくられる、と説いている。自然災害も例外ではなく、広い範囲に影響を及ぼす出来事は、多くの人の心によってつくられる。しかし、同じ状況下でも、人は自分の心に相応しいものしか、自分の身辺に引き寄せないのである。だから、普段から感謝の心をもっている人には、感謝に値することが訪れる、と考える。

 日々、三正行(神想観、聖経・聖典読誦、愛行)を実践しながら『日時計日記』に明るく積極的な言葉で祝福・讃嘆・感謝の思いを綴りましょう。また“環境に配慮したこと”として、肉食をしなかった日を記入してみましょう。

 今月の「感動!体験談」は愛媛県の曽我部光代さんの体験事例です。参考になると思いますのでぜひお読み下さい。

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