今月のお勉強


5月のテーマ
★テキスト
・谷口純子先生著 『小さな奇跡』
・谷口恵美子先生著 『心の散歩道 その2』
・谷口雅宣先生著 『真理 第3巻』

 猛暑続きの暑い夏を乗り越えて、今年生まれた、鈴虫の音が聞こえてきました。お彼岸を迎える頃になると、いつの間にか空も、陽のひかりも初秋の色に変わっていきますね。
 自然の移ろいの中で、さまざまないのちを育んでくれています。

感謝の介護
 父母、舅姑や家族の介護はやはり、家庭内でするのが、最も望ましいことですが、昼となく夜となく、長期間介護を続けることは、本当に大変なことだと思います。そうなった場合、一家の中の主婦の心構えは、介護される方、また家族の健康や幸福に大きく影響をあたえます。
 谷口恵美子先生の御著書『心の散歩道 その2』より、「花の色は」という詩をご紹介いたします。

冬の庭は 花の色もなく 虫の音も消え すずらん えびね はなしょうぶ
いずれの葉も 枯れ色になり 地にひれふす 枯れたように 見える葉は
母のように あたたかく 新しく芽吹く 若い生命をかばい 花ひらくのを
見とどけて 土にかえる (同書38頁)

 介護は大変ですが、私たちのいのちは父母のいのちによって、この世に誕生し、愛され、育まれてきました。たとえ今、現象的にどのような状態をあらわしていても、今までお世話になったことへの感謝の気持ちを忘れず、“お世話をさせていただく”という気持ちを大切に介護したいものです。

人生はレッスン
 すべての人の心の中には、美しく、尊く、愛に満ち溢れた神様の本当の心である「まごころ」や「愛」が豊かに無限に備わっています。目の前にあらわれてくる介護の上でのいろいろの困難な出来事は、私達を苦しめるためにあるのではなく、既にあるにもかかわらず、気が付かないでいる無限の力を、無限の愛を、無条件の愛を現し出すための練習問題のようなものです。しかし、そのことがわからずに、自分を困らせる親に対して、意地悪なコトバを吐いたり、そっけない態度をとっていては、神様の本当の心は現れてきません。すべての出来事を、自分のうちにある神の子の無限の愛を引き出し、幸せな心境に到達するためのレッスンとして受け止めることが大切なのですね。

神想観をして神の愛を心に満たしましょう
 神の子の本当の愛を現し出すためには、神のいのちと一体であり、完全円満な自分であること、豊かで、明るく健康で、神の無限の愛に満ち満ちている自分を、心の目でじっと観つめる「神想観」を毎日、実修しましょう。また、毎日の「神想観」を通して、介護させて頂く相手の中にも完全な神のいのちが満ち満ちていることを観つめていきますと、介護する人も、介護される人も、神のいのちにおいて一体であるという実感が心の底から湧き起こり、心が通じ合うようになります。

神の子の本当の私を表現しましょう
 生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は『小さな奇跡』の中で次のようにお書き下さっています。

 心の中が悩みや問題でいっぱいの時は、「明るさ」などとても入り込む余地はないと感じることがあるかもしれない。しかし、そんな状況でも、努めて喜びや有り難さを見出す努力をしていると、どうすることもできないと思っていた問題の解決の糸口が見つけられたり、新たな視点を見出して、袋小路から抜け出せることもある。
 私たち一人一人の生活は社会や国とつながっている。だから、個人が人生に光りを見出して生きていくと、その人の暮らしだけでなく、やがては国や世界を善くしていくことにつながっていく。(同書216頁)

 私たちが生きている現象世界は、唯心所現の世界で、心で思った通りに、心で認めた通りに物事が現れると教えていただいております。
 「どうして、私だけが介護をしなければならないの!不公平だわ」と怒ったり、不平不満いっぱいの気持で介護しながら、回りの人達を非協力的であると裁けば裁くほど、その非協力的であると認めた通り、回りの人たちはますます非協力的になります。どんな時にも、まず自分自身が「喜んでお世話させていただきましょう!」という気持で、自発的に明るく親切にしていますと、徐々に、非協力的な人達も協力してくださるようになり、思わぬ助け船があります。
 人生の主人公は自分自身なのです。たとえ困難な環境であっても、神の子の智慧、愛、生命を出し、明るく、愛深く、親切心で立ち向かう時、私たちの周囲の環境は、自分の心境に従って変化していきます。自分の心を映し出すように、環境も改善され、私たちの周囲には親切で明るい人々が出現し、豊かで調和したすがたになっていきます。
 そのためにも、介護をしながらでも、努めて、明るいこと、嬉しかったこと、感謝したことなどを『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生ご監修)に書き綴りましょう。介護の『日時計日記』は、またいつの日か、読み返してみると、かけがえのない宝物になっていることと思います。そして、その中に無限に素晴らしい「本当の私」を発見されることでしょう。

世界及び人々は貴方の心の通りを反響(こだま)する
 生長の家創始者・谷口雅春先生は御著書『真理 第3巻』に次のようにお書き下さっております。

 自分が他の人からせられたいことを自分の方から相手にしてあげたならば、自分は他の人にしてあげるばかりで、自分の方は幸福にならないかと云いますと決してそうではありません。他の人を幸福になるようにしてあげますと、自分の方へ、こちらからしてあげたよりも沢山して頂けるようになるのです。大地に一粒の麦の種を与えたら、それが分蘖して何千粒と言う収穫となって返って来るようなものです。(同書101頁)

 いのちはみんな一つに繋がっています。返ってくることを当てにして与えるのではありませんが、心の奥底の思いがその人の人生をつくっていきます。ただ無条件に“ありがとう”と親に感謝する心や親に喜んでいただこうという“与える思い”で“愛”を出していますと、親を喜ばせられるような自分になり、素晴らしい人生をつくっていくのです。そして、それは、自分だけのことに留まらず、子供や子孫にもおよんでいくものなのです。

地球環境保全は私たちの日常生活の中にあります
 生長の家が進めている、地球環境保全活動は、生長の家の七つの光明宣言に「吾等は宗派を超越し、生命を礼拝し生命の法則に随順して生活せんことを期す。」とありますとおり、すべてのいのちを神のいのち、仏のいのちとして礼拝し、毎日の生活の中に神の子の信念や信仰(大調和の世界)を展開していく生き方をすることに取り組んでいます。人間だけが繁栄しても、地球の全体のバランスが崩れ、地球環境に大きな影響を及ぼします。
 今月は“食品ロス”を考えてみましょう。冷蔵庫の中に期限切れの物をみつけ、捨ててしまう。そんなことはありませんか?日本は食糧の多くを海外から輸入しているにもかかわらず、年間で500〜900万トン(アメリカの約3倍)もの食糧を廃棄しています。食品を無駄なく使う工夫をしたり、すぐ使うものは、期限の近いものを買うなどして、身近な生活の中で神の子の愛を現しだし、地球に優しい生き方をいたしましょう。

 さて、今月の「感動!体験談」は、滋賀県 岡田なお美さんの体験事例です。参考になることと思いますので、是非お読み下さい。

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