【3月の体験談】
台風の被害から復興し、
大自然に感謝して環境保全を心がける日々に
愛媛県 曽我部光代
■台風の被害
私は西日本の最高峰、標高1,982メートルの石鎚山のふもとにある西条市に両親と祖母の4人家族で住んでいます。災害にはほとんど縁のない土地でしたが、平成16年、台風21号が上陸しました。数日前から妹宅にいた私は家に戻りましたが、わが家を目前に通行止めになりました。消防隊やレスキュー隊が物々しく警戒し、住民は皆避難しているとのことでしたが、携帯電話も通じず、両親と祖母の安否が気になり、姉の家でその夜は一睡も出来ないまま無事を祈り続けました。夜半に雨が弱まり、夜明けを待って帰ってみると、すぐ横を流れていた川が上流の土砂崩れで氾濫し、一帯に大量の土砂と流木などが押し寄せていました。わが家は一階部分が土砂や流木で埋まり、近所の何軒かは全壊、流失した家もありました。幸いなことに家族は無事でしたが、近所の方が亡くなられ、生長の家を学んでいた私でしたが、思わず「神も仏もあるものか!」と心の中で叫んだものです。
■「これから絶対に良くなる!」
あまりのショックに復興作業をするにも、無気力状態の私でしたが、かけつけた親戚や知り合いの土建業者の方や大工さんがわが事のように泥まみれになって作業される姿が、神様のように見えて、気力が湧いてきました。白鳩会の皆さんからも、支援物資や見舞金をいただき、電話やメールで励ましていただきました。いつもお世話になっている地方講師は「これから絶対によくなると思って下さい! 絶対によくなるんですよ!」と力強く励ましてくださり、感激で涙が溢れました。
その後22号、23号と続けて台風が上陸し、その度に恐ろしい光景が脳裏に浮かびましたが、生長の家の聖典を読んで神想観に励んでいると、「自分が生きているのではない、神様のいのちがここに生きている」とお腹の底から思えて不安は消え、被害もありませんでした。
この被災により信仰のすばらしさに目覚め、大自然への畏敬の念も芽生え、その恵みに心から感謝することの大切さを思い知りました。
災害や戦争の惨禍は世界中で絶え間なく起き、大勢の人が悲しい思いをしています。以前の私は、そんなことは気にも止めませんでしたが、自分が被災してからは人ごととは思えなくなりました。地球環境保全についても、被災で思いが一変し、一人一人の取り組みが人類を救うと実感できるようになり、自分にやれることは何でもやろうと素直に思えるようになったのです。
■次世代に美しい地球を残したい
その後は、ゴミの減量や分別には細心の注意を払い、マイ箸やマイバッグを使用、台所の洗剤は重曹に切り替えました。また、牛や豚の飼料に穀類が使われる一方で世界の飢餓で苦しむ人々が大勢いること、森林伐採やメタンガスの発生等で環境にもよくないことを知り、肉食も控えるようになりました。衣類も、流行を追ってシーズン毎に買い替えていましたが、どうしても必要なもの以外は買うのを止めました。
車は仕事で毎日のように乗りますが、アイドリングストップを心がけ、よく利用する高速道路のETC (自動的に料金を支払うシステム)は料金所で止まる必要がなく、渋滞を緩和してガソリンの節約につながるので加入しました。
「すべては神において一体」であり、地球と私たち人間も本来は一体なのです。地球環境のためとは自分自身のためでもあり、日常の取り組みがそのまま自分の喜びになるのです。 いつの間にか、母も姉も妹も生長の家を熱心に信仰しています。
次世代に美しい地球を残すために、これからも大自然の恵みに感謝して、母や姉妹と共に喜びの活動を続けていきます。
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