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WEB版誌友会

2015.03 「家族の力」

2015年9月8日  

2015.03

 テキスト

谷口純子先生著 『白鳩』普及誌No.60

『突然の恋』

谷口雅春先生著 『女性の幸福365章』

 

最近は、核家族で都会に住む人が多くなりました。若い人は結婚して子共が生まれても仕事を続け、女性は子育て、仕事、家事と、とても多忙です。子共を保育所に送り迎えして育児に協力しているお父さんの姿をよく見かけますが、子共が成長するにつれて、父母は仕事を優先し、食事も家族一緒にする回数も減ってきて、親子の会話も少なくなり、家族がバラバラに過ごし、家族の絆が薄れて来ているのではないでしょか。

幸せな暖かい家庭を築くためには夫や妻、家族への思いやりや感謝、協力が欠かせません。

今月は夫婦、家族の愛や信頼、絆を深めるために「家族の力」というテーマで学びましょう。

 

家族の時間を大切に

子どもは塾やクラブがあるので食事はいつもバラバラという家庭は、一週間に一度だけでも家族が一緒に食事をする時間を持つように工夫してみませんか。

お母さんが家族一人一人の喜ぶ顔を思い浮かべ、手作りの美味しい食事を用意し、皆で食卓を囲めば心が和み、打ち解けて楽しい雰囲気となります。そこで、家族皆への感謝の気持ちや讃嘆の言葉を伝えましょう。特に父母が仲良く調和した暖かい雰囲気は子どもにとって何よりのご馳走です。父母は子どもに「あなたが我が家に生まれて来てくれて、元気に成長していることが何より有り難くとても嬉しいこと、また、家族一人一人が神様から生命を頂いた神の子で、ご先祖様を通してこの世に生まれ、親子となった掛け替えのない家族であること」を愛深く表現し伝えていくことが大切です。両親に信頼され愛され大切に思われていると自覚した子どもは、心が愛で満たされ精神が安定して両親に喜んで貰いたいと、その子の天分(神の子の無限力)を発揮するようになるのです。

家族が思いやりと明るい感謝の心で、それぞれのやるべきことを果たし、神様から頂いた天分を発揮していくと、たとえ困難な問題が起きても家族の絆は深まり大きな力となって乗り越えて行けます。

 

どうして、家族になったのでしょうか?

 

生長の家では、あなたも夫も子どもも両親も皆、本当のすがた(実相)は、神様から生命をいただいた完全円満の素晴らしい神の子と教えられています。その神の子の素晴らしさを表現するために、「類をもって集まる」という法則に従って家族となるのです。自分の魂の成長にとって最も相応しい父母を選んで、この世に生まれて来たと教えていただきます。夫婦も、その夫婦のもとに生まれる子どもも、その法則によって家族となるのです。

生長の家創始者・谷口雅春先生はご著書『新版女性の幸福365章』の中で、次のようにお説き下さっています。(89頁)

 

家庭は魂の道場であり、類似の波長の霊魂が集まって家族を形造るのである。そして自分の心の影を自分の家族の姿に見るのである。自分の心の姿が自分の子供の性格や病気にあらわれることもある。自分の心の頑固さが親にあらわれたり、夫婦互いの姿にあらわれてそれが自分の心の姿だと気がつかぬことが多い。それを自分の心の姿だと気がついて改めれば相手の姿も自然に善き方に変わって来る。

 

このように、夫婦というのは、類似の波長の霊魂同士が夫婦となっています。夫婦として生活することで、一人の生活では開発され得なかった自分の魂の未開発部分を、お互いが思いやりと理解を持って、神の子として無限の可能性を具体的に引き出し合う尊い存在です。ですから、夫婦が互いに神の子の実相を拝み合い尊敬し合うことが大切です。

また、子どもも類似の波長の霊魂ですが、「あの親のもとに生まれたい」と、自分たちを親として選んでくれたので、親になることができたのです。地球の人口70億人の中で、家族としての縁をいただき誕生した子どもは、まさに奇跡的な確率で家族になった宝ものです。そのご縁をもっと、もっと喜びましょう!

 

執着の愛から放つ愛へ!

最近の日本では、少子化が進んで、子どもに目が届き、充分に愛情を注ぐことができます。親は愛情深く育てているうちに、子どもに自分の理想を求め、子どもを良くしたいという思いが強くなり、「子どものことが心配で夜も眠れない」というお母さんがおられますが「愛する」とは子どものことを心配することではありません。

「心配する心」の奥には「子どもの実相の完全さ」を疑う心、神が創造り給わない「悪」や「不完全」を恐れる心があります。愛するということは、「ねばならない」という執着の心を放ち、相手の「悪」を見ないで、実相の完全さを信じ、心で見詰め、礼拝して、その実相を言葉で讃嘆し、実相の完全さを引き出すことです。そして、見返りを求めず相手の幸福を願うことです。執着の心を放たなければ、「縛る心」によって、お互いが苦しくなります。

白鳩会総裁・谷口純子先生は、『白鳩』普及誌No.60「家族のちから」の中で次のようにお説きくださっています。(8~9頁)

 親子や夫婦、兄弟姉妹などの身近な家族を、人はみなかけがえのない大切な存在であると思っている。けれども同時に執着の思いもあり、自分の理想を相手に求めたり、こうでなくてはならないと思ったりする。家族はありがたいものであるが、執着の思いが強すぎると、自分も相手も縛ってしまい、お互いの関係が上手くいかず、自分自身の人生さえも、当たり前に生きることができない場合もある。

 

 

日時計主義で人生の困難を乗り越る

「心配する心」の奥には、神が創造り給わない「悪」や「不完全」を認め、それを恐れる心があります。人生において起きることは、「心の法則」によって、心で認めたものが形となってあらわれているのですから、神の子として、「神様の創造された実相は善一元であり、悪はない」と、神様の創造に対する絶対の信頼をもって、物事の明るい面を見て、感謝の心で生活する日時計主義の生き方をすることです。

もし、解決が困難に思える問題が起きても、人間は皆、神の子で完全円満、永遠生き通しの生命ですから、真理を知った者が「私は神の子です。全てのものは神の生命の現れであり、神において一体です。既に実相は顕現しました。ありがとうございます。」と神想観をして神様との一体感を深めながら、ご先祖様へ報恩感謝の真心で、真理の書かれたお経を読誦し先祖供養を続けていくこが大切です。

あなたの真心がご先祖様に伝わり、家族が護られ導かれて夫婦、家族が拝み合い感謝し合い、励まし合って、互いに魂を高め困難を乗り越えて行くことができるでしょう。

白鳩会総裁・谷口純子先生はご著書『突然の恋』の中で次のようにお説きくださっています。(190~191頁)

 

――当たり前といえば当たり前のことであるが、自分の身辺に起こるあらゆることは、自分が意識するしないにかかわらず、すべて自分の心と密接に関係しているから、人からまったく受け身的に与えられることはなく、自分の意志が働いているということだ。これは私たちが普段何気なくもっている固定観念を打ち破ってくれるものの見方である。そして、このような見方で様々なことに対すると、私たちは人生を自主的に、積極的に生きることができる。