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WEB版母親教室

2015/07 『幸せは父母への感謝から・いのちの繋がりに感謝する』

2015年9月8日  

2015.07

★テキスト

『平和のレシピ』 谷口純子先生著

『甘露の法雨をよもう』 谷口清超先生著

『新版 人生を支配する先祖供養』 谷口雅春先生著

 

そろそろ梅雨明けが待ち遠しいある日、電車に乗り合わせた親子の会話です。

「ママ、このメロンは、みんなで食べるの?」・・・5歳くらいの女の子

「その前に、ちゃんとのんのん様にあげてからね」・・・お母さん「のんのん様は、いつも何も食べてないよ」 「Yちゃんに見えないし聞こえないけど、”ありがとね”って喜んでるの。のんのん様が喜ぶことが食べてる事なのよ」一部では、神様や御先祖様を”のんのん様”と呼んでいるようですが、

目に見えない御先祖様を、わが子にこのように伝えるお母様がとてもステキでした。

今年もお盆がやって来ます。自然界をみると、花を咲かせ、実をつけ、葉を落とし何もなくなって死んだようにみえていても、春になるとまた新芽を出し花を咲かせるように、いのちは生き通していることを教えてくれます。この機会に、人間の肉体はなくなっても、生命は生き続け、そのいのちは神様から、先祖―親―子と続き、命の繋がりへの感謝が幸福の原点であることを学んで参ります。

 

私たちは今、自分の「番」を生きてます

私達は父母を縁として、この世に誕生しました。父母にもそれぞれの両親がいます。こうしてさかのぼって数えていきますと一代では・・2人、二代では・・4人、十代では・・1024人、二十代さかのぼると・・約100万人、三十代さかのぼると、なんと20億人を超える父母(先祖)が居る事になります。そして、その祖先のいのちは神様につながっています。この膨大な数の中のたった一人が欠けても、自分は生まれてこなかった!という事実を考えると私達は、奇跡のような自分の「番」を今、生きています。ですから、私たちは、ひとりで生きているようでも、本当は決してひとりでいきているのではなく、この膨大なご先祖さまのいのち、またそのいのちを育んでくださった大自然のいのちとともに、生かされているのです。

 

先祖供養は魂の土台 安心・安定の基礎

白鳩会総裁・谷口純子先生は御著書『平和のレシピ』の中で、”魂の土台を築く”と題して次のようにお書きくださっています。

私たちはこの世に生を受けて、親に面倒を見てもらって成長した。だから親に対して、限りない感謝の気持ちをもっている。先祖供養の際は、その親の親、そのまた親にも思いを馳せ、感謝の思いを延長・拡大させるのである。(中略)私たちに命をもたらし、魂の教育の場を与えてくれた先祖に感謝することにより、私たちの生活は土台が安定し、安らかなものとなるだろう。 

(59~61頁)

                                                                              

先祖というと自分とかけ離れた遠い存在と思いがちですが、先祖は親のまた親、そのまた親というように、考えていくととても身近に感じます。自分を中心にご両親の名前を書き、その上に4人の祖父母の名前を書き、その上にと、実際に書き出してみるといのちのつながりをより感じますね。そして私たちや子どもたちのいのちをもたらしてくださり、生きて目に見えて、触れる事が出来る先祖が両親です。

人はよく「運が悪い」とか「偶然悪いことが重なった」などと言いますが、その運を左右するのは、“私たちの心がどのような方向を向いているのか”、“日常の行いはどのようなものなのか”の積み重ねなのです。人生上の問題は、今自分が生きていることを当たり前のこととして、両親やご先祖に対して、ちっとも感謝しない、ご供養したりしてお礼も言わない、そんな心の間違いを気づかせてくれるのです。自分と親との関係は、自分の人生や子どもの人生にも大きな影響を与えます。いのちをもたらしてくれた親、そのまた親であるご先祖への感謝の生活が魂の土台を築き、生活の安定の元になることをお教え下さっております。

 

自然の樹木が教えてくれています

  核家族(両親と子供)の増加で、「長男でない」「実家で祀ってるから」等の理由で、いつしか神棚・仏壇のある家庭が少なくなりました。魂の土台になる「先祖供養」を忘れた生活は、土台のない建築のようなものです。

 

生長の家創始者・谷口雅春先生は、御著書『新版 人生を支配する先祖供養』で、次のようにお示し下さっております。

   時々、三男だから、五男だから先祖祀りをしないという人があるが、それはよくないのです。子供達がまだ成人ないで、親の居る間は、その家の仏壇や神棚を礼拝したらよろしいけれども、一人前になり、自分の住居を持つようになったら、各自の住む家に仏壇又は神棚をつくって先祖の霊をお祀りすべきものです。それらの祭壇は先祖の霊が子孫を守護する霊波のアンテナになるのであります。(193~194頁)

       

また谷口清超先生は、御著書『甘露の法雨を読もう』の中で、このようにお教え下さっております。

   今多くの社会が混乱していることは事実です。がその原因に「家庭の破壊」ということが考えられます。そしてその家庭は「先祖」という生命の根っ子の御恩を忘れ、そこから切り離され断絶しているところに主な原因があるのです。それは日本でも外国でも変わりはありません。それは世界中どこへ行っても植物の根には立派な養分を与えなければどんな美しいはなも実も生ずるものではないのと全く同じ原理からであります。(71頁)

 

神棚・仏壇が、家庭から消えた事で、先祖の霊が子孫を守護するアンテナが消えてしまったのです。それは植物を育てる大地からの養分を吸収する「根」を断ち切っておきながら、美しい花を咲かせ、美味しい実の収穫をを望むようなものです。魂の土台である先祖を供養する大切さを、自然の大地に立つ木になぞらえた、大変分かり易いコトバがあります。

 

  大地は神様  根は先祖  幹は両親  枝葉は子孫

  枝葉に花咲き  良き実を結ぶは  親に孝養  先祖に供養

 

私たちは、目に見える幹(両親)や枝葉・花・実(子供・孫)ばかりを見て、心をつくしますが、健康も幸運も繁栄も大地(神=宇宙大生命)から、根を通って流れ入る豊かな生命力なくして、全ては成り立たないのです。全ての人が御祖先やさらに父母を通して生命を受け、この世で暮らしています。その大本の生命に感謝していないと、どうしてもそこから出てきた生命そのものがうまく伸びていかないのです。

最近のニュースを賑わす、「親が子を」「子が親を」の悲しい事件の数々、必ずと言っていいほどの「無職」「ニート」「引きこもり」の家族、その一方で盛んになってきた「終活ビジネス」という不思議な現象・・私たちは、物が豊かで便利な生活を追い求めるばかりで、親子の絆、命の繋がりに感謝し、尊ぶ心を失いつつあるのではないでしょうか?

私たちのご祖先も、皆、生き通していて、私たちが幸福であることを願い、守護してくださっています。そのご先祖様に真理のお経を読んで「神の子・人間」のよろこびを会得していただくと、そのよろこびの愛念の放送によって、子孫はますます繁栄し幸福でうれしくたのしい日々を送ることができます。

樹木に美しい花を咲かせ、立派な実をつけるには、充分に、土の中にある目に見えない根を培っておくことが大切なことですね。今までそのような習慣のなかった方も、是非、お盆を迎えるこの機会に「いのちをいただきありがとうございます」と護られ生かされていることに感謝の言葉を宣べ、お経を読むことを習慣とすることをおすすめします。

 

今月のやってみましょう

御先祖様に感謝の気持ちで聖経・讃歌をよみましょう

 

生長の家では、万教帰一・・「全ての宗教は時代や民族等で様々な違いがあっても、その中心の「真理」は一つである」と説いています。また、生長の家のお経・讃歌は、各家に先祖代々伝わって来たお経を、分かり易い現代語に書き現したものですから、宗教・宗派にこだわらずにあげる事が出来ます。春秋のお彼岸やお盆のお墓参りだけでなく、各月々の命日や日々の生活の中で、神棚・仏壇を祀り、報恩感謝の心でお経をあげ、心から感謝を捧げる生活をしますと、それを見て育つ子供たちの心に、自然に父母への感謝や先祖を尊ぶ思い、兄弟姉妹の温かい絆が育ち、家庭でも健康でも仕事でも万事が好都合に運ぶ幸運な人生になるのです。先祖祀りについての詳しい事は、各県にあります生長の家教化部に是非お尋ね下さい。丁寧にお知らせご案内申し上げます。

※聖経・・・『甘露の法雨』『天使の言葉』『續々甘露の法雨』などの生長の家のお経のこと

讃歌・・・『大自然讃歌』『観世音菩薩讃歌』

 

 

夏休みの自由研究に資源とエコを!

東北大震災後、原発の問題や電力料金の高騰から、エコな生活への転換、資源を大切にしようという声が大きくなりました。太陽系の中で、豊かな水に覆われた「青い地球」ですが、飲料になる水は地球上のほんの0.01%しかありません。食後の片付けに蛇口から出しっぱなしの水!エアコンをつけっぱなしの部屋!その一方では、きれいな飲み水を知らない未開地の子ども達の尊い命が失われているのです。恵まれ過ぎた生活を振り返り、不便でも感謝とエコの生活を親子で考え、どんな節水が私達に出来るか?どんな節電方法が今日から出来るか?話し合って、夏休みの宿題の自由研究にしてみてはいかがでしょう?地球と資源の未来は、私たち一人一人の生活にかかっているのです。