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WEB版母親教室

2015.10 『食について学ぶ・ノーミート料理って何?』

2015年9月9日  

2014.10

 ★テキスト

『足元から平和を』 谷口雅宣先生著

『おいしいノーミート四季の恵み弁当』 谷口純子先生著

 

「秋の色って何色?」―電車の窓から外を見ていた、6歳くらいの女の子が、お母さんに聞いています。「冬は雪で白ね、春は桜でピンク、夏は太陽で赤かな!秋は公園も食べ物にも色がイッパイだから何色がいいのかな~?」―お母さんは、しきりに考えています。

「色がイッパイだから秋は七色!」と、女の子。「ワァ~七色の秋ってステキ!さすがママの子、あなた天才ね」と、お母さん。二人は顔を見合わせて嬉しそうに笑いました。

先月の宿題「自分や、家族のよいところを見つけて讃嘆しましょう」そのままの親子連れに出会ったようで、心がホワ~ッと温かくなる夕暮れでした。

 

今月は「食について学ぶ、ノーミート料理って何?」という、食欲の秋にピッタリのテーマで、生きる力=生命の元=「食」と子育ての関わりについて学びたいと思います。

 

「食べる物」と「食べる事」

生長の家白鳩会総裁 谷口純子先生は、ご著書『おいしいノーミート 四季の恵み弁当』で、母親として家族の「食」を預かる、一家庭の主婦としての思いの大切さを、次のように書いておられます。

   食事作りは、一日たりとも欠かすことのできない重要な仕事です。現代は大変便利な社会になり、家で料理をしなくても、町では何でも手に入り、口にすることができるようになりました。けれども、家庭で作られる料理は外食や売っているものにはない食べる人への気持”が込められています。それらは目に見えませんが、隠れた栄養素として幼い時から私たち一人一人を育んできたに違いありません。

手の込んだものでなく、普段の何気ないお惣菜であっても、心を込めて作ることによって、家族は健康で幸せな毎日を過ごせるのではないかと思います。            同書3頁)

                

  家庭環境が多様化し、仕事を持つお母さんが増え、子どもは塾に習い事に忙しい毎日です。そんな中、朝食はコンビニのおにぎり・菓子パン、夕食はレトルトカレーをレンジでチン、デリバリーのピザや店屋物という家庭をよく聞きます。

「おふくろの味」というコトバがありますが、故郷や家族を思い出す時、必ず出て来る母の得意料理の味です。難しい名の香辛料は使ってなくても、レストランの高級感はなくても、身体に馴染んだ味、懐かしい美味しさ・・それが先生の仰る食べる人への気持ち”、隠れた栄養素であり、子育ての日々の生活の中で伝える母から子への「手作りの愛」なのです。

メニューを考え、材料を買い、調理する・・・多忙な毎日、家族の食事は共稼ぎの主婦にとって、確かに一大作業かもしれません。でも、工夫して、簡単なメニューでも良いから手作りを心がけたいものです。そこに、「美味しいね」「嬉しいね」と笑顔の食卓になり、家庭団欒が生まれ、人間の心を育てる食育になる事をぜひ知って頂きたいと思います。食べる物(食物)があれば肉体は育ちますが、食べる事(食事)=毎日の食生活のあり方で、初めて人間としての心が育つのですね。

 

生長の家は”ノーミート料理”をお勧めします

生長の家総裁 谷口雅宣先生は、今なぜノーミート=肉を使わない料理をお勧めするのか、その理由をご著書『足元から平和を』の中で、明確にお示し下さっております。

 

    我々日本人を含む先進諸国の人たちが家畜や家禽や養殖魚を食べるために、世界の穀物の355%が人間以外の動物の口に入るという結果になっている。それだけの量の穀物を、動物にではなく人間に与えれば、地球上の飢餓の問題はほとんどなくなるはずです。もちろん私たちは、これを意識してやっているわけではない。つまり、貧しい国の人々を飢えさせるために肉食をしているわけではないけれども、結果的には、我々先進国の肉を食べる人たちが、貧しい国の人たちの穀を奪うことになっているわけです。

今、菜食に切り替えようとしている人たちの中には、そういう地球規模の問題を考えている人が多いのです。                                 同書168頁~169頁)               

 

同じ時代、同じ地球に、同じ人間として生まれた子ども達・・・一方は「食」の豊かな国に生まれ、飢えることの意味さえ知らずに、生きています。一方は、今この時も、食肉用の牛や豚にふんだんに与えられる穀物を、見ることも食べることも出来ず、飢餓と空腹の為に多くの命が消えている現実があります。

 

食事と世界平和

去る7月26日~27日(ブラジル時間)に、「世界平和のための生長の家国際教修会」が、 「食事と世界平和を考える」というテーマで開催されました。
白鳩会総裁・谷口純子先生は、この教修会において、肉食の弊害について次の6つを挙げられました。

 

(1)同じ人類の食料を奪う…(発展途上国の人々の食料を奪う)

(2)動物の命を奪う   …(すべては神の生命において一体である)

(3)森林破壊      …(穀物飼料栽培のため、また放牧のために森林を伐採し、農場や放牧地にする)

(4)環境汚染      …(約1㎏の肉の生産には、飼料となる穀物の栽培、放牧地の灌漑と家畜の排泄物を洗うために、約2万リットルの水が必要となる。その結果一層の水不足を招く)

(5)貧富の格差から憎悪が生まれる(発展途上国の人々の主食であるトウモロコシが、先進国の人々の肉食のために使われるため、トウモロコシ等の穀物の値段が高騰し、充分な食料が手に入りにくくなり、飢餓を生じる。その原因は先進国の人々のライフスタイルにあるため、そこに、憎悪が生まれる)

(6)メタンガスの発生  …(温室効果ガスはCO2の23倍のため、地球温暖化につながる)

 

今、世界人口が71億6,200万人に達した現在、その内の17%の人々(日本も含まれる)があり余る食べ物に囲まれた生活をしていて、世界の食物の半分を消費しているという現実があります。

さらに、白鳩会総裁・谷口純子先生は、

「信仰心を持って神の御心を生きる者として、自他一体の自覚を深め、肉食削減に努め、世界平和実現を目指しましょう。肉食を減らすことは、愛行です。」とご指導下さいました。

「世界平和のための生長の家国際教修会」は、総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生の愛深いご講話をいただき、大盛会に終了しました。

私たちが人間として生活するうえで、食事は一番身近なものです。私たちは、日々の食事に際して、人から奪わない、動物から奪わない食事を心がけ、神の御心を現していきましょう!

 

もっと世界に目と心を向けましょう

私たち「先進諸国」と呼ばれる豊かな国に生まれた人々は、自分達の豊かさ・幸せだけで満足して良いのでしょうか?

アフリカの子ども達に「透明な飲み水を」という、フランスのNPO法人が小さな村々に井戸を掘り、浄化装置を作り始めた頃の事です。「透明な水」を、大行列で待っていた子ども達は、しばらく飲むことが出来ませんでした。なぜなのでしょう?何年も何十年も濁った茶色い水しか知らない村人は、「透明な水」を恐れたというのです。21世紀、宇宙開発が進む地球上に、まだこのような国があり、村があり、汚れた水があり、飢えて亡くなる子ども達がいるのです。アフリカまで井戸を掘りに行けなくても、私たちが今、出来る事はないのでしょうか?それは、もっと世界に目と心を向ける事であり、生長の家が勧めているノーミート料理”の実践なのです!

 

今月のやってみましょう

 

親子でノーミート料理を作ってみましょう

   学校で調理実習があった日や翌日が、最大のチャンスです。作った感想、食べた感想を聞きながら、世界の子ども達の話や、ノーミート料理の意義を、お話ししてみませんか?そして「そのお料理、お母さんも覚えたいわ」と、肉の部分をツナ缶に変えたりのひと工夫で、美味しい楽しい「秋の夕食」一丁あがり!ですね。

 

 「神の子」「神の子」から奪わない

前出の『おいしいノーミート 四季の恵み弁当』の中に、「食卓から平和を」という谷口純子先生のエッセイが載っています。

 

   現代は、人も物も大きく世界中を動き回ります。その結果、二酸化炭素が沢山排出され、温暖化しています。(中略)また、貧しい国の人々の食料を奪う食べ物もあります。ですから、人の食料を奪わず、農薬などで環境を破壊せず、地産地消を心がけることは、世界平和にも、大いに貢献することになります。台所は、環境、資源、平和の問題と直接結びついていることがわかります。私たちが何を選択するかは、大変重要なのです。              同書36頁)

                                 

 

宗教上からも、高等知能(喜悲を感じる)を持つ、動物の命を奪わない!人間神の子の真理を学ぶ私たちは、他の神の子の食料を奪わない!地球温暖化に拍車をかける「肉食産業」による、大自然破壊を止める!「食卓から平和を」は、肉食を控える生活から始める、「命と愛」の運動 なのです。