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WEB版誌友会

2015.11 『家庭菜園を楽しもう』

2015年9月9日  

2014.11

テキスト

『次世代への決断』  谷口雅宣先生著

『おいしいノーミート四季の恵み弁当』 谷口純子先生著

『白鳩』普及誌No,56

 

季節が秋から初冬に向かい、大根や白菜などが美味しい季節になりました。家庭菜園で取れた土のついたままのほうれん草、小松菜、大根や白菜を洗って料理出来るなんて素晴らしいですね。

今月のテーマは「家庭菜園を楽しもう」です。

 

家庭菜園で自然の恵みを体感する

白鳩会総裁・谷口純子先生は普及誌『白鳩』No,56の「家庭菜園の勧め」で次のように書かれています。

 私は、朝起きて畑に行けば、鳥の声を聞きながら朝食の材料を収穫できるという日々の、豊かさと充実感を、菜園を始めるまで予想できなかった。

耕作と収穫は、自然と人間の深い結びつきを教えてくれる貴重な場所だ。それは、自然から遠ざかった都会生活の疲れを癒やしてくれる。だから家庭菜園は、今世界中で広がりつつある。(中略)

家庭菜園は、作物を育てる喜びを体験できる場であるだけでなく、自然環境や食品の安全への意識を育て、人間が自然の一部であることを理屈ぬきで教えてくれる。是非、皆さんにもお勧めしたい。(10~12頁)

 

 

 

 

私は、現在、山梨県北杜市長坂町という標高760メートルの所に住んでいます。

周囲は山々に囲まれ、家の前には、小さな畑があります。五月に、なすとトマトの苗を植え、枝豆は種を蒔きました。毎朝、溜めた雨水をやり観察していると、初夏の陽を一杯に浴びて、苗が根付き、茎が太くなり枝が伸びて葉が茂り、花が咲いて、蝶やハチが飛び交い受が行われ、実を結んで、元気に育っていくのが分かります。鈴なりの真っ赤なトマトと形は不揃いですが、色つやのよい柔らかく美味しいなすを収穫することができました。種を蒔いた枝豆も双葉が出て17本が元気に育ち、花が咲いた後、実を結んで、小さなさやが出来ました。手で触ると、確かな豆の感触を感じるまでに育ち、買って食べる時とは違う感動と自然の恵みを体感することが出来ました。

 

 

総裁・谷口雅宣先生ご著書『次世代への決断』の中で、手間暇掛けて、めんどくさいと思われるかもしれない草刈り、土作り、家庭菜園などすることによって、自然界から沢山のフィードバック(返ってくる喜び)を受け、自然との関係を楽しむ生き方について次のようにお説きくださっています。

 つまり、物事をしっかりと見て大切にする。一つ一つのフィードバックをしっかり受け止める。自然と近い生き方の中では、これが要求されます。めんどくさいことの中に喜びを見出して、自然界から沢山のフィードバックを受けることで、自然との関係を楽しむ。そういう生き方は、これまで見てきたようにエネルギーの消費を減らし、しかも幸福を増進する生き方につながっていく。宗教的に言えば、そういう生き方が自然に対して「四無量心を行じる」ことになる。ここに効率優先で物やエネルギーを浪費する生き方と違う、“自然と共に伸びる”生き方がある(369~367頁)

 

 

 

自然界のムスビの働き

植物が、小さな種を蒔くだけで、大地の栄養素と水を吸収し、太陽の光を浴びて芽を出し花を咲かせ、実を結び(ムスビ)、立派に育つのです。生命の神秘さを感じずにはおれません。ムスビとは、もともと離れていた存在が一つに結ばれることですが、自然の中にこのムスビのはたらきの素晴らしさを知ることができます。

自然界は、この結びの働きで満ちています。植物が実を結ぶためには、花の色や香りに誘われて蝶などの昆虫が飛んで来て、雄しべの花粉を雌しべに付けることが必要です。これは、動物と植物のムスビつきによるもので、双方が繁栄するのです。花粉や蜜は昆虫の栄養素となり、植物や木の実は動物の栄養素となって、動物の糞の中の種が根付いて植物は繁栄するのです。このように自然界は、「与える」ことで、成り立ち、繁栄しています。

 

ここで、再び、『次世代への決断』の「自然と人間の大調和を観ずる祈り」の中で、次のようにお説きくださっています。

 

神の創造り給いし世界の実相は、自然と人間が一体のものとして常に調和しているのである。自然は人間を支え、人間に表現手段を与え、人間に喜びを与えている。それに感謝し、人間は自然を愛で、自然を養い、豊かならしめているのである。両者のあいだの断絶はなく、両者のあいだに争いはなく、両者のあいだに区別さえもないのである。

人間に表現手段を与えている肉体は、その周囲を構成する自然界と物質的成分は同一である。だから、人間は自然界から酸素を得て動力とし、水を飲んで潤滑油とし、食物を摂取して肉体を維持・成長させることができるのである。これらの物質の流れ、分子や原子の循環の奧に、神の智恵と愛と生命を観ずるものは幸いである。物質は結果であり、神が因である。すべての存在が渾然と調和し、支え合っているその実相を、神は「はなはだ良し」と宣言せられたのである。(232~233頁)

 

人間は自然の一部であり、自然なくして生きられません。自然と人間が調和して生きる時、自然は人間に豊かな恵みを与え、喜びを与えてくれるのです。

 

ノーミート料理の勧め

生長の家では、環境・資源・平和の問題が複雑に絡み合っている世界の現状を私達には関係ないと傍観するのではなく、信仰を持って、神の御心を生きる者として、世界平和の実現を願い、肉食をしない野菜中心のノーミート料理にするよう勧めています。

 

私たちが肉食から遠ざかろうとしている信仰上の理由は、

まず、肉食は心を持った動物の生きる意志を踏みにじり、命を奪うことは、「奪う者は、奪われる」という「心の法則」が働き、悪業を積むことになります。また、肉食は世界の穀物飼料の三分の一が家畜・養殖魚の飼料として使われ、地球資源の浪費であり、その結果、貧しい国の人々から食糧を奪うことになるからです。さらに、家畜の糞尿による環境汚染や農地のための森林伐採、飼育に大量の水を必要とし水不足を助長することにより、人類のみならず、すべての生物の生活に影響を及ぼします。

そして、肉食は、地球温暖化を加速させ、異常気象が頻発し、干ばつ、洪水、海面上昇が激化し、大量の環境難民を生み、領土問題も起きています。

 

白鳩会総裁・谷口純子先生は、ご著書『おいしいノーミート 四季の恵み弁当』の中で次のようにお書き下さっています。

 

いま問題になっている、地球温暖化は、グローバリゼ-ションと大いに関わっています。現代は、人も物も大きく世界中を動き回ります。その結果、二酸化炭素が沢山排出され、温暖化しています。

人は毎日食事をしなくては、生きていけません。その食事で、何を食べるか、どこからきたものを食べるか、どのように栽培されたものを食べるか、そのことにより、二酸化炭素の排出を増やしたり抑制したりできます。

また、貧しい国の人々の食糧を奪う食べ物もあります。ですから、人の食糧を奪わず、農薬などで環境を破壊せず、地産地消を心掛けることは、世界平和にも、大いに貢献することになります。

台所は、環境、資源、平和の問題と直接結びついていることがわかります。私たちが何を選択するかは、大変重要なのです。(36頁)

 

また、谷口純子先生は、今年の全国幹部研鑽会で、1,動物も植物も鉱物も全て、神の生命のあらわれであり、全てのものは、神において一体であるという自覚を深めること 2,買い過ぎない、持ち過ぎない 3,安さの裏を考える(フードマイレイジ。農薬、化学肥料の使用、環境破壊)4,地産地消を心掛ける 5,家庭菜園をしましょう と、五項目をご提案くださいました。

 

私たちも、自分の幸せだけでなく世界の人々の幸せを願って、出来る所からライフスタイルを転換し、与える生き方を実践し、プランターや家庭菜園を楽しんでみませんか。