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WEB版誌友会

2016.09 「すでにある幸せに気づく」

2016年9月5日  

 

テキスト   谷口雅宣先生著   『日々の祈り』

谷口純子先生 『白鳩』誌No.78「恵みに満ちた日常」

9月に入り、“森の中のオフィス”周辺は朝夕とても涼しくなりました。ススキや萩や女郎花が風に揺れるのを見ると、夏から秋への季節の移り変わりを感じます。
日本には、このような四季折々の素晴らしい自然の営みがあり、それに気づき、感動すると心が満たされ、豊かな気持ちになりますね。
今月のテ-マは、「すでにある幸せに気づく」です。

日時計主義の生き方を実践しましょう

日常の生活の中で、不足の思いや、悲観的な思いをして、心が引っかかっていると、気分が落ち込んでしまいます。そんな時は心をポジテイブの方へ切り替えてみましょう。
日常の当たり前の生活の中で、ほんの少しでも、真なるもの、善なるもの、美なるものに気づき感動すると心のチャンネが切り替わります。

「今日一日の中で、良かったこと、感動したこと、感謝すべきことは?」
「自分が恵まれていると思えることは?」
「家族や自分の長所、好きな点は?自分を含め、皆を神の子として礼拝・讃嘆していますか?」
「今、自分が一番やりたいと思っていることは?」
「誰かのために、自分ができることは?」
「自然に触れ、感動し心の安らぎを感じたことは?」

このようなポジテイブなセルフクエスチョン(自分への問いかけ)をして、日常の当たり前と思っていることの中に、喜び、感謝を見つけましょう。それを見つけたら、毎日『日時計日記』に書き込んで周囲の人々に伝え表現していくと喜びが広がり、現象の不完全なものに固執する執着心がなくなり幸福感で満たされます。このように言葉の再現力、創造力を応用し、幸福感を実感すると「心で認めたものが現れる」という「心の法則」に従って、神様が創られた本当の世界(実相世界)の「善」が実現するのです。
白鳩会総裁・谷口純子先生は、『白鳩』誌No.78の「恵みに満ちた日常」の中で、次のようにお説き下さっています。(8~9頁)

悪いことや不安な思いは、心でしっかりつかんで何とか対処しなければ、解消しないと考える人も多い。けれども実際は、心でつかめばつかむほど、悪や不安は増幅するばかりで消えることはない。その反対に良いことをしっかり味わい、感謝したり喜んだりすると、心の次元が変わってきて、悪や不安が気にならなくなったり、消えてしまう。悪や不安は、自己中心的な狭いものの見方から生まれることが多いので、その反対の感謝や讃嘆の心になれば、消滅してしまうのだ。
もともと人間はみな理想主義者なので、良いことよりは悪いことに敏感に反応する。自分の理想に照らし合わせて、世界を見るからだ。けれども一方で、人間は楽しいこと、良いこと、美しいものを本質的に好むから、人の長所や良い出来事を見たり聞いたりすると、心が明るくなる。
そんな人間の心の特徴を捉えて、生長の家が勧めているのが、人生の明るい面を見る日時計主義の生活だ。このためには、まず自己中心的な善の尺度を捨てることが必要である。

今、与えられているものに感謝しましょう

人間は物質的に豊かになると、日光や空気、雨等の自然の恵みを当たり前と思って、感謝を忘れてしまいがちです。また、日々、住む家や食物、衣服等が与えられていることがどんなに尊く有り難いことか、災害などでそれが失われた時、思い知らされます。自分の力で生きていると思っていても、本当はそうではなく、神の無限の生かす力によって生かされ、多くの人やものによって支えられて生かされていることが分かると、感謝せずにはおれません。是非、生長の家の瞑想法である神想観(「基本的神想観」)を実修しましょう。
まず、実相軸または実相額の前に正座瞑目合掌し、「招神歌」を唱え、「イユ-」と生命がわき出てくる気合いをかけ、次の如く念じます。「吾れ、今、五官の世界を去って実相の世界に入る」と唱え、感覚器官で捉える世界(見える世界)のすべての不完全、不調和のすがたを放ち去って、神様が創られた本当の世界(実相世界)に超入します。そして、

「神の無限の智恵の海、神の無限の智恵の海、神の無限の智恵の海・・・
神の無限の愛の海、神の無限の愛の海、神の無限の愛の海・・・
神の無限の生命の海、神の無限の生命の海、神の無限の生命の海・・・
神の無限の供給の海、神の無限の供給の海、神の無限の供給の海・・・
神の無限の喜びの海、神の無限の喜びの海、神の無限の喜びの海・・・
神の無限の調和の海、神の無限の調和の海、神の無限の調和の海・・・

この大調和の実相の世界にいて、吾れ、神の子として、神より無限の生かす力の供給を受けつつあるのである」
と念じながら、自分が神の無限の智恵、愛、生命、供給、喜び、調和の六つの御徳で充ち満ちた実相世界に座し、神の無限の力を吸い込む気持ちで、静かに鼻から息を吸うのです。単に空気を吸うと思わず、眼の裏に光輝くものを描いて、それを吸い込む気持ちで、靜かに息を吸いながらその光輝くものが合掌の中指の先の辺りから流れ入って、それが頭の先から、全身に流れ入って、全身が一息吸う間に、光輝くもの(神の生かす力)で満たされてしまう有様を心の眼で見詰めるような気持ちになります。そして、
「神の無限の生かす力、自分の内に流れ入る、流れ入る、流れ入る・・・・・」
と念じ、念じる言葉と、息の流れる感じと、眼の裏に描いた光り輝くものが、流れ入ってゆく感じとがピッタリ一つになって、本当に神の生かす力が流れ入ったという感じを起こすことが大切です。「神の無限の生かす力流れ入る・・・・」と繰り返し念じて、すっかり息が入ったら、鳩尾を背柱の方に引っ込めて、その息を下腹に落として下腹を前方に膨らし、力を下腹に軽く入れると下腹に充ち満ちた感じが起こります。それを「神の無限の力」に充たされているという感じにもっていって、
「神の無限の生かす力に満たされている。生かされている。満たされている。生かされている。ありがとうございます。・・・・・もはや吾れ生くるにあらず、神のいのちここにありて生くるなり。」
と、このように念じて、神の生かす力に光り輝いている自分を心の眼でじっと見詰めます。
息は吐こうと思いませんが、下腹を膨らませていると、自然と鼻から息が漏れて出ます。七分通り息が出たら、再び、前の如く念じながら息を吸い、また、下腹に落とします。
これを繰り返しているうちに、肉体が分からなくなり、ただ神のいのちが空中に光明燦然と光りを放ちながら浮かんでいるような気持ちになります。最後に「光明思念の歌」を唱えて終わります。
こうして、毎日、神想観を行い、自分は肉体人間ではなく神の無限の生かす力によって生かされている神の子であるという自覚を深めていきます。
詳しくは、谷口雅春先生著『新版 詳説 神想観』第三章「神想観のやり方」(57~112頁)をお読み下さい。

生長の家総裁・谷口雅宣先生はご著書『日々の祈り』の「神の無限生命をわが内に観ずる祈り」の中で、次のようにお示し下さっています。(74~75頁)

神さま、私はあなたの生命に生かされている神の子です。私の内部には今、あなたの命の泉が滾々と湧き出しています。それは、呼吸を通じて脳を活性化し、心臓を拍動させて全身に酸素を送り込んでいるだけでなく、肉体の臓器や諸器官の機能の背後で、すべてを調和させ、同期させ、循環させながら刻一刻、新たな細胞を生み出している力です。私が何を命じなくても、精緻複雑なこの体が正常に機能しているのは、神さまの無限の生命力のおかげです。私が普段、その神秘に気づかず、体の諸器官や臓器や組織が正しく働くことを「当たり前」と考えていたことを反省します。神さまの命がここにあり、神さまの智恵がここに働き、神さまの愛によって今護られていることを私は感じます。 神さまは私だけでなく、他の六十億を超える人々の命も、さらに圧倒的な数の動植物や菌類の生命も、その同じ知恵と愛と力によって生かされています。神さまのこの御心を思うとき、私はすべての人々と生物と環境全体が、神さまの無限の命によって深く結ばれ、輝いていることを感じます。

人間も動物も植物も菌類も自然界のすべてのものは神の知恵と愛と生命によって生かされ、神の生命と一つにつながり、すべては神において一体であることが分かります。昆虫は植物から蜜を吸って受粉を助け、鳥や動物や人間は、植物を食し、種を遠方に伝播し繁殖を助けます。このように、一見、別物と見えるものが結び合うことによって新しい価値を産み出す“ムスビの働き”が自然界の顕著な特徴です。人間も動物も植物も他のすべてのものも、皆、互いに与え合い、支え合って生きているのです。人間は自然の一部ですから自然を破壊せず、自然と調和して生きることによって、神・自然の恵みの中に、何にも変えがたい心の豊かさ、安らぎを見出すことができます。

今月も普及誌NO.78 には、すでにある幸せに気づくためのセルフクエスチヨン(自分への問いかけ)や体験事例を紹介しております。参考になると思いますので是非お読みください。
また、生長の家白鳩誌友会が全国で開催されています。是非、地元の白鳩誌友会にご参加下さい。