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WEB版誌友会,知っておきたい地球のコト

2016.11「菜園ライフをはじめよう」

2016年11月11日  

【H.28.11月】web版誌友会テーマ「菜園ライフをはじめよう」

 

テキスト  谷口純子先生著   『平和のレシピ』

谷口清超先生著   『伸びゆく日々の言葉』「神秘なめぐり合い」

 

 

収穫の秋を迎え、野菜や果物が豊富に出回っています。自宅の畑やプランタ-で作った取り立ての野菜を料理して食卓に出すことができたら素晴らしいですね。あなたは畑やプランタ-で何か野菜を育てていますか。今月のテ-マは「菜園ライフをはじめよう」です。

 

自然の恵みを実感しましょう

 

家庭菜園をしたことのない方は、今からやってみませんか。畑がなくても、ベランダや少しの空いたスペ-スがあればプランタ-等を使って手軽に楽しむことができます。

今月の普及誌『白鳩』No.80で掲載されている木下教子さんのようにベランダ菜園を始めると、毎朝、野菜の成長を見るのが楽しみになります。自分が育てたものを収穫して食べられるようになると、自然の恵みの素晴らしさが実感できます。自分で野菜を作っていると、一度に食べきれない程できることがありますが、少々キズがあっても形が悪くても、捨てるのがもったいなくて、残らず収穫し無駄なく使おうという気持ちになります。トマトが沢山取れたときは煮てペ-ストを作って一時保存したり、ナスやキュウリは酒粕を使って漬け物にしたりと色々工夫すると、食生活が豊かになります。

白鳩会総裁・谷口純子先生は、ご著著『平和のレシピ』の「身近なことからライフスタイルの転換を」の中で、次のようにお示し下さっています。(222~223頁)

 

  (中略)ぜひ家庭菜園やベランダでのプランター菜園などで、何かを作っていただくことをお勧めします。私たちが苗や種を植え、お水と肥料をちょっと与えれば太陽の恵みによって作物は作られるんですね。それを収穫するのはとても満ち足りた喜びがあります。自分が何もしなくても作物が実ることを深く考えると、この世界が素晴らしい与え合いの世界であることが、わかります。

 また日本の消費者は大変わがままだといわれます。曲がっていたり、大きさがまちまち、傷があるものなどは市場に出ません。買い手が綺麗なものを欲しがるからだそうです。自分で作ってみると、栽培、収穫の喜びとともに、揃っていないのが当たり前、曲がっているのが自然の姿であることがわかります。 皆さま方もそういうことを実感されているのではないかと思います。それがまた豊かな私たちの生活に反映されてまいります。

 

“ムスビ”の働きは、自然界の最も顕著な特徴

 私は家庭菜園を初めて今年で3年目になります。毎年、夏野菜は、トマト、キュウリ、なす、ズッキ-ニ、枝豆、ト-モロコシを少しずつ植えています。今年はパプリカとカボチャも植えました。小さな畑ですが、昨年よりも収穫の量が増えました。5月初旬、野菜の種や苗を植えると日ごとに成長して花が咲き、小さな実ができます。夏の太陽を浴びてキュウリやズッキ-ニなどは4~5日もすると食べ頃を迎えます。大葉は昨年植えた種が畑に残っていて、今年は、何本も立派に成長しました。収穫の度に、新鮮でみずみずしい野菜が取れて感動と喜びを味わいました。特に、大葉と枝豆は大量にできたので近所の方にもお裾分けしました。ナスは10月に入っても収穫できて、実は堅くなっていますが、焼きナスにすると、甘みが増し、大変美味しくいただくことができました。

また、野菜作りを始めてから土作りが大事であることを実感しました。そこで、昨年秋から、毎日台所から出る生ゴミをピ-トモスと、もみがら燻炭を配合したダンボールコンポストの中に入れて混ぜ合わせ、堆肥作りを試みました。4~5カ月間置いておくと堆肥ができます。これを畑に入れて土作りに努めました。

その畑の土と太陽と雨、風の恵みによって植物は成長し、花が咲き昆虫が飛んで来て花の蜜を吸い受粉を助けます。このように、植物と昆虫の“ムスビ”の働きによって、植物は成長し作物が収穫できるのです。その作物を人間だけでなく鳥や昆虫が食べて生命を維持しています。

一見、動物、植物、昆虫は別々に生きているように見えますが、互いに結び合うことで、新価値が創造されるのです。

これが自然界の顕著な特徴で、“ムスビ”の働きと言います。自然界はこの“ムスビ”の働きで充ち満ちています。

全てのものが神様から智恵と愛と生命を頂いて、与え合い、支え合って生きていることが分かります。

『大調和の神示』に示されているように、人間だけでなく、動物も植物も

鉱物も菌類も全てのものは神の生命の現れであり、全てのものは神において一体なのです。

 

谷口清超先生はご著書『伸びゆく日々の言葉』の「神秘なめぐり合い」の中

で次のようにお示し下さっています。(217頁)

 

植物と動物は、お互いに助け合っている。植物の出す酸素を動物が呼吸し、動物の出す炭酸ガスを植物は利用する。新緑が芽生えるから、地球の酸素量が保全され、人間も動物も生活できるのである。太陽が照り、雨が降り、そして植物が育ち、動物も人間も生きて栄える。全てがお互いに助け合い、与え合い、補い合っているこの神秘なめぐり合いに、心から感謝しよう。すると限りないいのちの悦びが、新しい緑の枝や葉の一枚一枚から伝わって来る。その感動が強ければ強い程、人の心も悦びにふくらみ、幸せとなるのである。

 

この自然界の神秘なめぐり合い(“ムスビ”の働き)に気づくと、人間は自然の豊かな恵みによって生かされていて、自然がなければ生きられないことがよく分かります。

 

自然と人間が調和する生活が神の御心に叶った生き方

菜園ライフは、自然の恩恵に感謝し、環境を破壊しない、自然を愛する(慈悲喜捨の四無量心を行ずる)生き方が大事であることを教えてくれます。あなたも是非、菜園ライフを始めましょう。

白鳩会総裁・谷口順子先生はご著書『平和のレシピ』の「家庭菜園の勧め」の中で、次のようにお示し下さっています。

 

 私は、朝起きて畑に行けば、鳥の声を聞きながら朝食の材料を収穫できるという日々の、豊かさと充実感を、菜園を始めるまで予想できなかった。

耕作と収穫は、自然と人間の深い結びつきを教えてくれる貴重な場所だ。それは、自然から遠ざかった都会生活の疲れを癒やしてくれる。だから家庭菜園は、今世界中で広がりつつある。(186頁)

 

さらに、(188頁)

家庭菜園は、作物を育てる喜びを体験できる場であるだけでなく、自然環境や食品の安全への意識を育て、人間が自然の一部であることを理屈ぬきで教えてくれる。ベランダでのプランター菜園でも、お勧めしたい。

 

戦後の日本は経済優先、人間中心主義の考え方の下に、地下資源を大量に消費して電力を豊かに供給し、自然を破壊しながら大量生産、大量消費、高度消費型社会を実現しました。その結果、現在の私たちの生活は、物質的には大変豊かで便利になりましたが、人間の活動によって、地球上の二酸化炭素の排出量は増大し、地球温暖化が進み、それによって異常気象が頻発しています。今年も次々に大型台風が発生し、洪水、土砂崩れ等、自然災害が起きて人命が失われ、家屋や田畑に甚大な被害を及ぼしました。

近年は都市化が進み、世界人口70億人の半分が豊かな生活を求めて都会に住み、人類全体が自然破壊の方向に動いています。そして、環境問題、気候変動、食糧危機、エネルギー問題などが、ずーっと、解決されず積み残し状態になっています。その大きな原因は、人類から「人間は自然の一部である」という自覚が失われつつあるからです。

私たちは、地球生命全体、さらに世界の平和と未来の人々のことも考えて、自然と調和する生き方に転換していかなければなりません。

私たち、一人一人が、信仰に基づいた倫理的な生活者(自然と人間が調和した社会を実現するため、消費を含む毎日の生活行動の中で、人道的立場から貧しい人々など社会的弱者のことを思いやると共に、世代間倫理、環境倫理に基づいた選択をする人)としての自覚を持ち、肉体的欲望や執着心などを制御して、神の御心にできるだけ沿った生活をしようと決意し、ライフスタイルの転換に取り組みましょう。その生き方は神の子として日常生活に真理を生かす生き方であり、自然と調和する生き方です。この神の御心を生きるのが、神の子・人間の使命であり、喜びです。

 

今月も普及誌11月号には、自然と人間が調和する生き方を教えてくれる菜園ライフの事例を紹介しております。参考になると思いますので是非お読みください。

また、生長の家白鳩誌友会が全国で開催されています。是非、地元の白鳩誌友会にご参加下さい。