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WEB版母親教室

2018.04 「生まれてくれてありがとう」「子供は宝物(さずかりもの)」

2018年4月25日  

 

テキスト『生長の家ってどんな教え?』谷口雅宣先生著

    『平和のレシピ』      谷口純子先生著

すがすがしい春の朝、気持ちを新たに子供たちは、入学や新学期を迎えられたことでしょう。希望に満ちあふれ、勉強に運動に取り組む子供たちの姿はまぶしく、持ち物に子供の名前を書きながら親としてもなんだか、新しい気持ちになりますね。

今月は、「生まれてきてくれてありがとう」「子供は宝物」です。神の子のいのちの尊さをお伝えします。「よくぞ生まれてきてくれましたね」と子供が生まれたとき、きっと誰もが待ち望んだかわいい赤ちゃんを目にして、幸せな気持ちになったのだと思います。

 

生命の神秘

今では、子供がお母さんのお腹の中で、成長している様子も、エコーで見ることができますが、ほんとに不思議なことです。胎盤を通してお母さんと赤ちゃんは大切なものをやりとりしながら、大きくなります。お腹の中の赤ちゃんの排泄物など不要なものは、胎盤を通してお母さんの血液の中に送り込まれたり、お母さんから酸素や栄養をもらったりしていますが、血液が混じることは決してありません。そして、赤ちゃんが誕生すると、真っ赤な血液が、赤ちゃんに必要な栄養分を含んだ真っ白な母乳となって出るようになります。このような生命の働きの中に、神様の智慧と愛と生命の素晴らしさを感じずにはおれません。

生長の家総裁・谷口雅宣先生は御著書『生長の家ってどんな教え?』の中で次のようにお教え下さっております。  

我々の肉体を見ても、ものすごく精巧にできている。私たちがいちいち細かいことを心配しなくても、食べたものをきちんと消化してくれるでしょう?それは不思議なことです。人間は実にいろいろな物を食べているにもかかわらず、悪いものは排泄し、必要なものは身体の一部として、またエネルギーとして利用する。そういう統一的な目的を持って七十兆から百兆個もの細胞が、一糸乱れずに、ほぼ自動的に機能するものが現にここに存在する。これが偶然に起こるとは考えられない。(18~19頁)

この「生かそう、生かそう」とする不思議な意志の力のもとのもとを「神」とか「仏」といい、この肉体としての存在の奥にある生命そのものの素晴しい存在を「神の子」といいます。

子供のいのちは、お父さんとお母さんのおかげでこの肉体を持って生まれてきますが、そのいのちは、人間である父母が勝ってに作ったというものではありません。

お父さん、お母さんの誕生にはそのお父さんお母さんがあり、そのまたと先祖をたどってもその先には同じようにご先祖さまがいらっしゃり、そのいのちは神のいのちに繋がっています。神というのがイヤだと言う人は大生命と言ってもよいと思いますが、神様のこのような素晴しいお働きや完全なアイディアがご先祖さまやお父さんお母さんを通して受け継がれ、子供のいのちは誕生します。突然ポンと我が子として出現したわけではありません。そして、どの子もみんな「完全円満」であって、その子ならではの神の子の無限の善さを宿して誕生してきます。

いのちのもとへの感謝

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、御著書『平和のレシピ』で次のように書かれています。

どんな人も色々な形で親の形質を受け継いでいる。容貌が似ているだけでなく、性格や能力などもどこかに〝親の片鱗 〟が感じられるものだ。それが三百万年絶えることなく連綿と続いた結果、今の私があるのである。

私の後にも、こうして私の形質を受け継いだ人が続く。一世代だけでなく延々と続くのだ。そう思えば、後続する命たちに愛しさを感じるとともに、彼らにいったい何を残してあげようか……などと希望が胸に満ちてくる。そして、私の存在もそのようにして、数限りない先祖の、目には見えない大きな力に支えられ、生かされていると分かるのだ。その偉大なる命の連続に、私は感謝せずにはいられない。(25頁)

今の社会は、目に見えるものだけに注目して生きている人が多く、この目に見えない「生命の尊さ」や「いのちのつながり」について語られることが少なく、気づかずにいるかもしれませんが、「生まれる」ということは、個人一人の誕生ではなく、先祖代々のDNAを受け継ぎ、延々と続くいのちのつながりの中で自分の番を生きているのですね。

また、子供が生まれて、自分が親の立場に立つと、自分の親の思い、親の恩を知るものです。連綿とつづくいのちが受け継がれ、たくさんの愛、たくさんのいのちによって生かされてきたからこそ、私たちは今ここにいます。そして、先祖の中で一番近いのが自分の両親ですから、子育ての根本は、父母に感謝することから始まるともいえるのです。自分の与えられた生命への感謝は自分の人生を肯定することであり、子供を生み育てる力となります。

 

「生まれてくれてありがとう」子供の神性を礼拝する

最近では、科学技術の発達によって、生まれる前から、性別や五体満足であるかなどがわかる時代になって、五体満足でなければ、子供のいのちを絶ってしまうという残念なケースもうまれていますが、魂の関係は、地上に誕生してからできるのではありません。

神様は人間を神の最高の自己実現として創造されました。誰一人、同じ個性をもった存在はなく、誰も変わることができない、この全宇宙においてかけがえのない存在です。

つまり、一人ひとりが、神の〝無限〟の表現のために、なくてはならない存在であるということです。

子供を産むのは母親ですから、つい、子供を自分の所有物のように思いがちですが、人間は神様からの授かりものということがわかると、子供に対して敬虔な気持ちで、「よく私たちのところに生まれてきてくれましたね、ありがとう!」という感謝の気持ちを持つことができると思います。親が子供を愛するのは当たり前ですが、その「愛」の根本は、子供の神性を礼拝するということです。特に幼い子供にとっては、親の愛が目に見えない「生命の糧」となって、健やかに育っていきます。

もし、「まだ、子供はいらない」と思って、いやいや父母になったり、まだ早いとか五体満足でないといって堕胎を考えるとすれば、それはとてもいけないことです。生まれてこようとした、いのちを拒絶しておいて、生まれてきた子供だけを大切に育てようと思ってもそれは、うまく育っていきませんし、流産児の悲しみが子供を通して子供の問題となったり、子供が反抗的な態度をとったりしているケースもあります。父母が、どんな心で子供を見るか、迎えるか、讃嘆するかということはとても大切なことです。

ですが、だからといって、もうどうにもならないのかというと、そうではないのです。

どんな過ちでも気づいたら、あやまり良い行動をすればそれでよいのです。

二度とそんな間違いはしないように、もし、今までに堕胎した子供さんがいるなら、その魂は生きていますから、名前をつけて、丁寧にお祀りして、「人間は決して死なない神の子である」ということが書いてある、生長の家の真理の書かれた経文を読誦していただきたいのです。その愛の心は必ず通じます。

 

生長の家総裁・谷口雅宣先生は御著書『生長の家ってどんな教え?』にこのようにお示

しくださっています。

 

観世音菩薩は、本当は自分のなかにあるのだけれども、外からメッセージを送ってくださ

るように感じられる。そういう複雑な人間の心の働きを、仏教では分かりやすく擬人的に

表現しているのであります。(中略)

「これはマズイですよ、そんなことしたら失敗しますよ」という教えが、歴史の本や過去

のいろいろな文献にも書いてあり、親からも教えられ、さらにおじいちゃん、おばあちゃ

んからも聞いていても、「みんな何言ってるの。これは私の人生よ」というわけで(笑)、

自由意志を使って、そういう〝教え〟や教訓を無視して行動する人も中にはいる。そうい

う人には、悪現象が訪れるわけです。

 そんなと時も、「やっぱり間違っていたなぁ」というメッセージが聞こえてくる。そこか

ら学んで正しい表現の練習を繰り返す。すると、より完全な神の子の実相、仏の実相がだ

んだん表現できるようになって、人間は霊的に生長するのです。(174~175頁)

 

子供を通して、親としての愛を表現することで生きる喜びを感じることができると同時に、ときに子供が観世音菩薩としてメッセージとなって親自身も自分の本質に目覚め、いのちの素晴らしさを実感されるのではないかと思います。親が子供を育てているようですが、同時に子供から育てられ、成長させていただいているということでもありますね。

子供は父母への信頼感、安心感があってこそ、よい人間関係をもって、生きていけるのだ

と思います。是非、生長の家の母親教室で学ばれ、生命誕生の神秘さ、尊さをもっと、

もっと深く知り、しあわせな子育てをされることをお祈りします。

 

  • 子育ての中の「食」の大切さを伝える

 すこやかな心と身体をつくる大切な食事

食べるものがあれば、肉体は育ちますが、食生活のあり方は人間としての心を育てます。

スーパーやコンビニ、ファミレスと外にでれば、何でも手に入り、さまざまなお総菜もならんでいると、つい簡単にすませてしまうことも少なくないかもしれませんが、やっぱりお母さんの愛念がこもった手作りの食事は、子供の心も体も元気にします。

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は御著書『平和のレシピ』に、次のようにお書きくださっています。

  ただ何となくお腹を満たすためだけのお料理をてきぱきと、ささっと作るのではなくて、そういうふうに一つの食べ物が私たちのところに届いた道のりを考えて、その背後には神の無限の愛があって、生かそう生かそうとしている愛によって私たち一人一人が生かされているのだという深いところに思いをはせながらお料理をしていただければと思います。そしてこのお料理を食べる家族が健康で幸せであってほしいという愛念を込めたお料理を作ることによりまして、作った本人も満足いたしますし、召し上がる家族の方も幸せで満ち足りた思いをされるのではないかと思います。(220頁~221頁)

4月から、新しくお弁当づくりに苦心しているお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。

食事は毎日のことですから、大変なことと思われるかしれませんが、自然の恵みに感謝して、家族や子供の笑顔を思い浮かべながら、お料理をすることで、子供の心をしあわせにできるとしたら、とても嬉しいことですね。心のこもった食卓は、子供のやる気や生きて行く力のもとになるものだと思います。

 

  • やってみましょう -『日時計日記』を書きましょう-

両親に感謝し、子供に「生まれてきてくれてありがとう」と表現しましょう

子供の成長過程で、大切なのは、ありのままの子供を愛するということです。

「生まれてきてくれて、ありがとう」『日時計日記』に子供の名前を感謝の気持ちを込めて書いてみましょう。

 

さて、今月の普及誌「白鳩No97」も大変参考になりますので、併せてごらんください。また、全国で開催されています生長の家の「母親教室」へのご参加を心よりお待ちしています。