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WEB版母親教室

2018.05「子供の心に届くしつけ」 「優しいママでいられるコツ」

2018年6月1日  

テキスト

谷口雅宣先生著『生長の家ってどんな教え?』

谷口純子先生著『平和のレシピ』

 

若葉の季節ですね。緑の風が、新緑の香りを届けてくれています。

深呼吸をしてみると、子育てのイライラも少し落ち着きますね。

今月のテーマは「子供の心に届くしつけ」「優しいママでいられるコツ」です。

母親であれば、きちんとしつけをして、我が子を立派に育てたいと思うことでしょう。でもその思いが強すぎると、子供の悪いところばかり、できていないところばかりが目について、1から10まで「だめでしょう」「こうしなさい」「ああしなさい」と注意ばかりしてしまうことになりかねませんね。親が子供に対して、理想の型を描き、立派にしようと思っても、いつもいつも注意ばかりされていると、意志の弱い人になったり、縛りの反動で親に反抗したり、暴力的になったりして、よくしようという思いが強ければ強いほど、うまくいきませんし、お母さんの心にもイライラがつのります。

「こんな子にしたい」「こんな子でなければならない」と“悪いところがある”という前提に立って、親のよくしたいという思いを子供に押しつけようとすると、子供は自分が悪く見られていると思ったり、愛されていないと思ってしまいます。

 

子供は親の背中を見て学んでいきます

 

生長の家白鳩会・谷口純子先生は『平和のレシピ』に次のようにお書きくださっています。

人格は普段の生活がどうであるかという、小さな行いの積み重ねによって作られていく。人に親切をし、社会のためになることをしようと心がけ、実際にそれを行い、また、すべてのものに感謝する生活を続けていると、やがて人の雰囲気に変化を及ぼし、しだいに高貴な人格が形成されていく。日々の生活をおろそかにしないことが基本である。(33~34頁)

 

「しつけ」の根本は、「子どもは神の子で、本来善である」と信じるところから、始まります。そして、子供の中に宿る無限の可能性やその子の善さを引き出し、成長して社会生活、家庭生活が豊かで調和あるものにすることにしつけの目的はあります。人と人、人と自然との間に愛があらわれるように、調和した生活ができるようにすることです。

それは、一朝一夕にできることではなく、家庭生活の営みの中でひとつひとつ身につけていくものです。子どもは、親の言う通りにはしませんが、親のするとおりをするといわれるように、いつも、なんとなくしている親の行動を見習って子どもは育っていきます。だから、口でガミガミいうのではなく、自分で実行してみせるのが一番よいしつけになります。とくに、幼いときほど、そのような影響を強く受けるものですから、お母さんの心の習慣はとても大切だということになります。「思いやりのある子に育ってほしい」と思えば、日々の小さな行いのなかに感謝の思いを現しながら、人や物や事への思いやりの姿をたくさん見せていくことで、子供の心に思いやりは育つものだと思います。思いやりのある人のそばにいて、はじめて思いやりの心が育っていくのです。

 

子供は神の子で本来善であることを信じて

 

「心の躾」は、「人間は神の子であり、肉体が人間ではなく、生命が人間である」ということの自覚を子供が持ち続けるように親がコトバで導き続けることです。それをし続けることによって、子供自身が、努力し続けることによって、どんなに難しそうに見えることでも成功できるものだということや、人間は誰でも大きな夢や理想を持って前向きに生きることができること、自分のことばかり考えずに、人の役に立つ“神の子”の尊い自分であるということを自覚させることが「心の躾」の根本となります。

 

「形の躾」は、一度教えたから、わかるというものではありません。何をどうすることが善いことであるかを、何回でも、根気強く、幼い時から繰り返し繰り返し両親が教えて、そうせずにはいられない習慣性が子供に身につくように導きます。子供が間違った行為をしたときは、愛をこめて叱ることも必要です。がそのためには、親自身が正しく生活をしていくことが大切ですね。

そして、なにより大切なことは、親自身が幸福にみちあふれていることです。

どんな、しつけの失敗も、それを取り戻すには、まず、夫婦仲良く家庭を明るい雰囲気にととのえ、子供の心を楽しい状態にしてあげることです。

 

生長の家総裁・谷口雅宣先生は、『生長の家ってどんな教え?』に次のように述べられています。

 これは、人生の失敗を見るのではなくて、成功しているところを見る。悪ではなく善に注目する生き方のことです。それを通じて、この自分の本質が仏であり神の子であるという自覚に近づくのです。さらには自分だけではなくて、他の人もすべての人々が、皆、仏であり、神の子であるという〝観の転換〟を図るのです。そうすることで、この現象世界は、「唯心所現」の原理が働いて、善の方向へと表現が進行していくことになります。もちろん、善を表現するときには、うまくいかないときもあります。しかし、生長の家ではそういう場合、「実相」と「現象」をはっきり分けるものの見方によって、どんな困難に遭遇しても絶望しないで生きていくことができる。なぜなら、人間は皆、実相に於いてはすでに〝仏〟であり〝神の子〟だからです。(49~50頁)

 

 

子どもにとってお手本となるような、母親でありたいと思いながらも、うまくいかないこともありますし、失敗することもあります。がそういう点だけを見つめていると、母として失格だと思ったり、子供の欠点ばかりを見つめていては、ダメな子だという思いが心に刻まれていきます。母も子も共に、その成長過程のなかでの、かけがえのない体験をしているのですから、ダメな母、ダメな子がそこにいるのではなくて、まだ素晴らしさが現れていないだけで、失敗も素晴らしくなる過程と捉えて、素晴らしいほんとの姿を心に描きながら、できているよい所を認め、誉め讃えていくと、どんどん素晴らしさが現れてきます。「何度いえばわかるの?」「どうしてこんなことをするの?」こんな言葉は、自分はダメだという否定的な感情だけが、子供の心に残ります。子供の善性を信じて「次はもっとよくできるよ」「こうすればいいよ」と根気よく教えて、させて、できたら、ほめて、善事を行うよろこびの体験を、子供に味あわせることが大切です。

まず、家庭では、明るい声、明るい表情で「あいさつ」を交わしてみましょう。

 

『日時計日記』をつけて、お母さん自身を讃嘆しましょう

 

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、『平和のレシピ』に次のようにお書きくださっています。

人や様々な事柄には、〝良い面〟と〝悪い面〟がある。そしてほとんどの人の心の傾向は、〝悪い面〟を心で捉え、文句や避難、否定的な言葉を言いつのることが多い。もちろん、そうでない人もいるが、この傾向は社会に一般化していて、染みついたクセのようになっている。この悪いクセを変えるには、強い意志で物事の明るい面に注目し、良い面をほめたたえ、感謝する生活を実行し、継続していくことが大切だ。(34頁)

 

子供を何とかよくしようと欠点に視点を合わせていると、子供の「悪い」と見えるところが次々にみえてきます。そのような習慣を変えるものとして『日時計日記』があります。『日時計日記』に子どもの「素晴らしいところ」「できたこと」を書いて、その子の善さをお母さんの心に印象づけましょう。親自身が子供を素晴らしい神の子のイメージで満たしながら、和顔・愛語・讃嘆していくことによって、「認めたものが現れる」という心の法則によって、お子様の完全円満な姿が益々あらわれてきます。

そして何より、お母さん自身を讃嘆しましょう!

子供にとっては、誰にも変えられない、かえがえのないお母さんです。お母さんが笑顔でいてくれることが、子供にとって何より嬉しいことです。『日時計日記』にありったけの讃嘆の言葉を書いて自分自身を愛してください。きっと、その明るい笑顔のお母さんのいうことは、子供は素直に聞くはずです。その明るい心で、明るく積極的な建設的なコトバを使って、急ぐことなく繰り返し大切なことを伝え教えながら、できるのを「楽しみに待っているからね」というような気持ちで導いてあげるとよいですね。

 

  • 子育ての中の「食」の大切さを伝える

  地産地消で旬の食材を感謝して使う

人間は、自然の一部ですから、私たちの身体も自然のサイクルの中にあります。そして自然の恵みのお陰で、健康でイキイキと生活できます。特に自分の身近で作られた旬のものは、一番美味しく、体にもよいものです。現代は、様々な食品が地球規模で、当たり前のように行き来していますが、飛行機や船での長距離輸送には大量のエネルギーや防腐剤が使われ、たくさんのCO2を排出することにもなります。家族のいのちを支える食材は、安心で安全なもの、いのちのエネルギーがたくさんつまっているものを選択していきたいですね。また、そのことが、地球にも優しい生き方にもなります。旬の恵みに感謝しながら、一日のはじめを、おいしい朝ご飯で、元気に学校に送りだしたいですね。

 

  • やってみましょう  『日時計日記』を書きましょう

○○ちゃんは神の子、強い子よい子!」と良い想いを送りましょう。

子供の輝く笑顔を心で見つめながら、「○○ちゃんは神の子、強い子よい子!」と

よい想いを送ることはいつでもできますね。

 

さて、今月の普及誌「白鳩No99」も大変参考になりますので、併せてごらんください。また、全国で開催されています生長の家の「母親教室」へのご参加を心よりお待ちしています。