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WEB版母親教室

2018.08「温かい家庭づくり」「温かい家庭づくり ・コミュニケーションを大切に」

2018年10月7日  

 

テキスト 谷口雅宣先生著『生長の家ってどんな教え?-問答有用、生長の家講習会

『神さまと自然とともにある祈り』

 谷口純子先生著『平和のレシピ』

 

コミュニケーションは、相手に愛情を伝えることが何より大切なことですね。

子供の育つ家庭環境は、子供の心の発達に大きな影響を与えます。環境には、目に見える生活環境と心の環境ともいえる人間関係があります。人間関係も夫婦、親子、家族、ご近所と様々ですが、その関係は人でも物でも自然でも、愛情があれば相手を思いやり、よい関係を築いていくことができるのではないでしょうか。

今月は、「温かい家庭づくり」「コミュニケーションを大切に」というテーマです。

 

明るいコトバのコミュニケーション

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、御著書『平和のレシピ』に次のようにお書きくださっています。

 

私は幸い離婚など考えることなく、夫と35年間暮らしてきた。そして学んだことは、夫婦円満の秘訣とは、相手へのおもいやりと、自分の理想を押しつけない、ということだ。中でも大切なのは、相手に対するねぎらいや感謝の気持ちをなるべく多く言葉に表現することである。毎日一緒にいるのだから、わざわざそんなことまで……と思うかもしれないが、「言葉に出す」ことと「心で想う」ことの間には、雲泥の差がある。心でいくら想っていても、表現しなければそれは相手に正確に伝わらない。また言葉に出すことによって、自分の気持ちも深く確かなものとなっていく。52頁)

 

縁あって夫婦となり、親子となり共に過ごす家族ですが、誰もが機嫌悪く、黙り込んでいる家庭を幸せと思う人はいないと思います。家庭でのコミュニケーションは、明るいコトバの掛け合いが大切なことですね。

朝起きたら、ニッコリ笑って「おはよう!」それだけで、朝をいい気分で迎えられます。

夫婦や親子の間に、なんとなくかもし出されている空気は、その日いちにちの心の方向を決めていくといってもいいでしょう。「おはようございます」「いってらっしゃい」「ありがとう」「ごめんなさい」「おやすみなさい」など、当たり前に交わす挨拶ですが、夫にも子供にも、愛のこもった温かい響きで語るように心がけ、ねぎらいや感謝の想いをこめて云ってみてください。その言葉は祈りとなって相手に届き、きっと、何かが変わり始めることでしょう。

 

生長の家総裁・谷口雅宣先生は、『生長の家ってどんな教え?-問答有用、生長の家講習会』に次のようにお示しくださっています。

 

われわれが神の子の実相や仏を現すのは、この「身・口・意」によって行います。「おはようございます。」と言うのは、口(発声音)できちんと「おはよう」という親愛の情を伝えて、また体や表情(身)によってニコニコと笑顔をつくりますね。暗い顔をして、「おはようございます」と言う人はあまりいませんから。そして、心(意)から親愛の情をこめて「おはようございます」と言えば、これでちゃんと「身・口・意」の三業による愛の実践になるんですよ。

そのようにして毎日、自分の中の仏や神の子を表現する実践をしていただくと、それに伴って周りの人々の反応が変わってきます。自分にも良い習慣がつきます。(137~138頁)

 

普段、何気なく交わしているコトバも、このようなことを気にとめることもなかったかもしれませんが、子供の心の形成には、子供の心と密接に繋がっているお母さんのコトバ、身(行い)口(言葉)意(心の思い)が、大きく影響します。意識して、明るいよいコトバの習慣を身につけることが大切なことですね。

子供は当たり前に繰り返されている親の表情や言葉使いや行いを通して、色々なことを学びとっていきます。子供にいくら言葉で「感謝しなさい」「ありがとう」っていいなさいといってもできるものではありません。親自身が感謝や尊敬の言葉を常に交わしていれば、子供は知らず知らずのうちにそういう言葉を覚えて、自然に相手を思いやるコトバが出てくるようになるものです。そのような家庭で交わされる明るい善い言葉は、子供の心の栄養分となって、子供の心を安定させ、学校や社会の中で人とかかわりをもって暮らして行く上で大きな役割を果たすでしょう。

 

子供の気持ちを大切に

 

子育ての中において、親の「こうでなければならない」「こうしたほうがいいに決まっている」という執着心を放つことは、なかなか難しいものですね。幼児でも小・中・高生でも、大人でも誰もが心の中には「愛されたい」「認められたい」「ほめられたい」「お役にたちたい」「自由でありたい」という5つの願いを持っています。この願いは必ずしも直接言葉に出して表現されるものではありませんから、注意してこの願いを聞くことを心がけることが大切ですが、親はどうかすると、子供の願い以上に親自身の願いを子供のためだと思って押しつけたり、親の長い経験から見れば、この道を行けば、成功まちがいなしと子供のためと思ってしたことが、逆に子どもにストレスを与える結果になることもあります。ゆったりとした気持ちで、たまには、不平や苦情も聞いて理解してあげることも必要ですね。自分の思いを本心から自由に話せると、子供もいきいきとできます。

たとえ、子供が選んだ道が失敗のようにみえることでも、そこから多くを学びとって、さらに素晴らしく成長するチャンスだと信じて、自主性を尊重することも大切なことです。

それでも、やはり母であるからこそ心配になったり、不安の気持ちになることもあります。お母さん自身もしっかりと子供に宿る神性を信じられるように神想観を実践して、『日時計日記』を書くことをお勧めします。

 

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、『平和のレシピ』において、次のようにお書きくださっています。

(前略)私の心の奥には、どうしても子供に対する希望が出てくる。子供がみな糸の切れた凧のように、自由びどこかに飛んでいくことに、一抹の寂しさを感じたのだ。それが執着であるということは頭で分かっていても、なかなか断ちがたい思いだった。そんな思いが少しでもあると、子供の行動に余計な口出しをしたり、子供の将来が心配になる。それが心の負担でもあった。そこで、『日時計日記』をつけ始めた時、「子供の天分にかなった相応しい道を‥‥」と書き続けることにした。コトバの力は強力に働き、今では〝おまかせ〟の心境で、子供に祝福を送っている自分に気づく。(93~94頁)

 

子供の天分が花開くことを信じて明るい希望持って「子供の天分にかなった、相応しい学校・道に進むことができました。ありがとうございます。」と子供から与えられ、教えられている喜びや感謝の気持ちをこめて、祝福の言葉を書き続けてみてください。コトバの力の働きによって、きっと「大丈夫!」という思いが満ちてくるでしょう。

 

子供と自然に触れる機会を

 

生長の家総裁・谷口雅宣先生は御著書『神さまと自然とともにある祈り』に次のようにお書きくださっています。

 「周囲に神さまを感じる祈り」

神さま、私は今、自然を前にして、あなたがここにいられることをアリアリと感じます――

風で木々が揺れる音。草のにおい、花々の色、香り、そして鳥たちの声。私は地球の生命を感じ、太陽の愛を観じ、宇宙の生かす力を感じます。私の体は物質ではなく、あなたの愛です。あなたの知恵です。あなたの命です。 (6頁)

 

毎日が時間に追われて慌ただしく過ぎていき、日々の生活の中では目的や自分の感心事と関わりの少ない情報は、目で見えていても、耳に聞こえていても気付かずに過ごしていることがほとんどではないでしょうか。コミュニケーションのツールも、今の子供たちは、携帯やスマートホンの画面のなかという時代です。また、画面で検索すれば、その場にいて、世界中の風景も見ることができます。ですが、コンピューターでは「情緒」は、育まれませんし、人との対話が苦手になってしまう子もいるようです。私たちには、せっかく素晴らしい五感が備わっているのですから、本当の美しさ、本当の豊かさを知らないのは、もったいないことです。是非、子供と一緒に自然に触れる機会を作ってください。ほんとのいのちと触れあって、子供と一緒に感じたり、楽しんだり、喜んだり、子供が喜ぶことは、たわいもないことでも、心から一緒に喜んであげましょう。「きたないから、やめなさい」と言われると、子供はきっと寂しい気持ちになるでしょう。子供が疑問に思うことは丁寧に答え、一緒にしらべてみてください。

風で木々が揺れる音。草のにおい、花々の色、香り、そして鳥たちの声。-森の中に入ってみると、樹木だけでなく、色々な生物が集まって、繋がりあいながら助け合って生きています。すべてのものが、神さまの一つのいのちを個性をもって生きながら、与え合い、支え合っていることを知ることによって、自然を大切にする心が生まれるでしょう。-私の体は物質ではなく、あなたの愛です。あなたの知恵です。あなたの命です。-

私たちに必要な酸素は、植物がつくってくれていること、そのことによって私たちは生きることができるということ、そのようないのちの循環の奥にある神さまの愛や知恵によって生かされていることを思うと、「ありがとう」と感謝の気持ちが湧いてきますね。

 

子供たちが、思いっきり自然の中で過ごす機会を増やしてあげることは、健全で豊かな人間形成において、とても大事なことです。なにより、家族とのたのしく温かなコミュニケーションは、きっと子供たちの心を支え、思い出とともに、さらに豊かな人生へと導かれることでしょう。

 

  • 子育ての中の「食」の大切さを伝える

-子供と向き合って、たのしくありがたく、ご飯を食べる。-

 

食事は空腹を満たすというだけのものではなく、家族団らんの大切な場です。毎日は難しくても、できるだけ子供と向き合って楽しく食事をする時間を持ちましょう。そこでは、勉強や成績への文句や不満ではなく、明るく愉快な会話を楽しむことです。ご飯とお味噌汁だけでも、愛情のこもったお母さんの手作りのお料理があると「いただきます!」と笑顔がこぼれます!お母さん自身も家族の喜ぶ顔をみて、幸せな思いを味わいますね。

 

  • 今月のやってみましょう

 親子で自然や土に触れてみましょう

最近は、ベランダ菜園や、家庭菜園に取り組んでいる人も多いと思います。牛乳パックでも育てられます。子供と一緒に育てるなら、収穫できるものがあると、食卓にのせられ、楽しみが増えますね。自然の生命力を知るよい機会にもなります。種や球根から花を育ててみるのもいいですね。小さな芽が出る喜びを一緒に感じることができます。また、野山に出かけてみても。目に見える自然をとおして、目に見えない神さまのいのちを、子供と一緒に感じてみましょう。

 

さて、今月の普及誌「白鳩No101」も大変参考になりますので、併せてごらんください。また、全国で開催されています生長の家の「母親教室」へのご参加を心よりお待ちしています。