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WEB版母親教室

2018.10「しあわせな食卓」「食卓にノーミート料理を」

2018年10月24日  

 

テキスト   谷口純子先生著『平和のレシピ』

 

今年の夏は、自然災害が多く、今までにない被害の多さとなり、人ごとではなく、自分のこととして捉え直した方も多かったのではないかと思います。お亡くなりになられた方々のご冥福と被災されました皆さまが一日も早く、穏やかな日々が送れますよう、心よりお祈りいたします。

今月のテーマは、「しあわせな食卓」「食卓にノーミート料理を」です。

食事は、家族の健康な身体を作るいのちの糧であり、食卓は家族団らんの大切な場です。

最近は共働きが多くなり、家族そろって、食事をとる機会も少なくなって、共働きで忙しい毎日の中では、つい“早く、便利に、簡単に”と考え、ファーストフードや、コンビニ弁当ですませてしまったということも少なくないかもしれませんね。ですが、毎日の食事がそのようでは「生きる力」は湧いてきそうにありません。家族のしあわせな食卓とともに、現代社会の中で、環境・資源・平和と複雑に絡み合っている「食」について考えます。

 

笑顔があふれる食卓の風景を大切に

大好きな家族と一緒の食卓を囲むと、笑顔があふれ、ささやかな日常の中にも喜びを発見することができますね。いくら、栄養価を計った身体によい食事でも、一人の食事は味気なく笑顔のない食卓ではおいしさは感じられないものです。

 

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、ご著書『平和のレシピ』に次のようにお書きくださっています。

ただ何となくお腹を満たすためだけのお料理をてきぱきと、ささっと作るのではなくて、そういうふうに一つの食べ物が私たちのところに届いた道のりを考えて、その背後には神の無限の愛があって、生かそう生かそうとしている愛によって私たち一人一人が生かされているのだという深いところに思いをはせながらお料理をしていただければと思います。

そしてこのお料理を食べる家族が健康で幸せであってほしいという愛念を込めたお料理を作ることによりまして、作った本人も満足いたしますし、召し上がる家族の方も幸せで満ち足りた思いをされるのではないかと思います。(220~221頁)

 

私たちのいのちを生かしてくれている天地の恵みや家族への感謝の気持ちを込めて調理すれば、食事の支度も尊い祈りの時間になりますね。

 

食事は単に空腹を満たすためのものだけではありません。食事は健康な身体をつくるばかりでなく、心も養います。「ただいま~!」と帰ってきた子供にとって、夕食の支度をする匂い、お母さんがいるという気配さえも、どんなにか子供の心の安定剤になっていることでしょう。学校でイヤなことがあっても、お母さんの手作りのご飯を食べると、縮こまっていた心がほぐされ、イヤなことも忘れてしまうにちがいありません。

同じ材料で同じように作っても、やっぱりお母さんの作った味は子供にとって大切な味であり、たとえ手の込んだものでなくても、お味噌汁ひとつでもお母さんの愛情は伝わり、いくつになっても思い出とともによみがえり、しあわせな思いになります。

 

家族にも地球にも優しい食材を選択する

 

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、ご著書『平和のレシピ』に次のようにお書きくださっています。

 

便利で安いものを買おうとすると、素材の悪い、添加物まみれの食品を大量に供給する方向へ生産者を追い詰めることになる。これでは、若い世代の身体に及ぼす影響も心配される。

このように現在の私たちの食料を取り巻く環境には、いろいろな矛盾や問題が隠されている。様々な情報が行き交い、どれが正しいかは素人にはなかなか分からない。それでも、事実をきちんと知ることは、とても重要だと思う。なぜなら、地球温暖化問題と同様に、食品の問題も、私たち一人一人の行動の積み重ねが原因になっている面が強いからである。

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最近はほしいものは何でも手に入る時代ですが、食生活の中でも遺伝子の組み換えや、添加物など自然から遠ざかった食品が身の回りには溢れ、購買意欲をかき立てる商品のコマーシャルはあとを断ちません。

食物は本来、その季節に自分の身近で作られているものが一番美味しくて、身体にもよいものです。その土地で作られた旬のものを食することで、その食べ物が私たちの身体の中に入って良いエネルギーに変わり、身体の調子はよくなり心も明るく元気になるはずです。

お料理を自分で作るのであれば、食材も地元で取れた旬のものや農薬を使っていないものを選ぶことができますね。もしかしたら、そういった食材は値段が少し高いかもしれませんが子供が成長する過程において、子供の健康を考え、よい体質を作ってあげることは大きな財産となり、決して高いものではないのではないでしょうか。

親である私たちの、安心で安全なものを見極める賢さも必要なことですね。

 

そこで、生長の家日本国内で推奨する食品選択の優先順位を皆さんにご紹介します。

 

1自分で栽培した有機野菜、及びそれを使った加工食品

2有機JAS認証のない国産の有機食品

3有機JASマークが表示されている国産の食品

4国産の減農薬・減化学肥料で栽培された農産物(特別栽培農産物)、その加工品

5一般的な栽培方法の野菜・その加工品

6有機JASマーク等が表示されている外国産の食品

 水産物天然ものを推奨しますが、入手困難な場合は、フードマイレージの少ないものを選びます。

(参考『低炭素の食生活って何?』(宗)「生長の家」運動推進部白鳩会推進課:発行)

 

コンビニなどのお弁当の食材は、多くが外国からの輸入食品だということです。お弁当の食材の、輸入先の現地からの距離を足してみると、大変な距離になります。それは、フードマイレージがとても高いということでもあり、二酸化炭素の排出量が大きいということです。またコンビニ弁当に限らず、遠くから、船や飛行機で送られてくるものには、沢山の防腐剤も使われています。

食品を求めるときに、産地はどこか、加工食品なら何が含まれているかを確認したり、できるところから、できるだけ身体にもよく、地球環境や生き物を傷つけず、世界の人々の暮らしに悪い影響を与えない食品を選択します。私たち消費者が、よい育て方をされた野菜や食材を選ぶことは、生産に真摯に取り組んでいる生産者を応援することにもなります。

また、可能であれば、畑やプランターで1種類でも野菜を育ててみたり、調味料の1種

類だけでも有機食品を継続して購入してみましょう。家族の健康や、日常の生活に良いことができる喜びを満たしながら、周りの人にも良い影響を与えることができるでしょう。

 

ノーミート料理を作ってみませんか?

 

肉食は、動物の命を犠牲にし、間接的に殺生になるというということだけでなく、世界の穀物生産の約三分の一が家畜の飼料に使われ、貧しい国々の人々の口に入らず、飢餓問題の一因ともなっています。その穀物飼料を食べたウシやブタを食べるのは、やはり有り余るほど多くの食糧に恵まれている国の人々です。それは、世界を豊かな人と貧しい人に分断し、人々に憎悪、不平等の思いをつのらせます。また、ウシやブタを飼うためには、広い土地がいります。世界では都市化が進んでいますが、農地はほぼ一定していますから、その土地を確保するためには、森林伐採によって、土地をつくる以外にありません。生物多様性に満ちたアマゾンやセラードでは、この放牧や飼料をつくる土地の確保のために原住民は土地を追われ、森林破壊によって多くの生物種が絶滅し、生態系を崩しています。そのような森林伐採によって、地球温暖化はますます進行し、海面は上昇し、さらに土地は減り、土地の奪い合い、資源の奪い合いにつながっていきます。日本は今は平和で、そのようなことを身近に感じることもないかもしれませんが、世界の人々や次世代に生きる人々のことも考えて生活することで、未来は大きく変わります。

「なんだか大変そう‥」「でも、どうしたら‥」「私一人の力では‥」と、思われるでしょうか。でも実は、特別な大変なことをしなくても「身近なところ」「できること」はたくさんあります。

 

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生はご著書『平和のレシピ』に次のようにお書きくださっています。

 私たちは、困っている人、災害にあった人、難民などに、物資を送ったり献金をします。肉食からノーミートに転換することは、貧しい国の人々に献金をするのと同じような効果があり、大きな愛行であり、善行と言えます。そのように考えれば、毎日の食事から、少しずつ肉を減らしていくことを、信仰者ができないはずはないと思います。

 私の家庭でも肉食をやめて、十数年になりますが、魚や野菜だけで毎日美味しくお食事をいただいています。そのような食事は、気持ちの上でも大変満足できるものです。そして健康に過ごしています。(238頁)

 

食事は普通、一日に三回いただくものなので、大変強い習慣性があります。その中で少しだけ、自分の暮らしを大切にしながら、自然界や貧しい国の人々に思いを寄せて、行動に移してみる。肉食を控え、ノーミート料理を心がけることで、地球環境や世界の平和に貢献することができるとしたら、なんて素晴らしいことでしょう。私たちは日々、色んな選択肢のなかから、自分で選んで自分の人生を生きていますが、食べ方は生き方にもつながります。そのような善い心の習慣は、大きな愛行となって、家族の人生に、しあわせを運んでくれるにちがいありません。

 

  • 子育ての中の「食」の大切さを伝える

心を込めてノーミート料理を作ってみる

肉食が、あたり前に食卓にのぼっていると、家族に理解をしてもらうには時間がかかるかもしれませんが、肉食を減らすことはできると思います。

そして、楽しみながら、ノーミート料理を工夫して作ってみてください。

《参考にご紹介します》

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生著『おいしいノーミート 四季の恵み弁当』

◆『おすすめします 食卓にノーミート料理を』(宗)「生長の家」発行

普及誌『白鳩』-“森の中のオフィス”食堂レシピ- 毎号紹介されています

  • 今月のやってみましょう

  子供と一緒にノーミート料理(環境に優しい料理)を作ってみましょう

子供たちにも、しあわせな思いを伝えていきましょうね。

 

さて、今月の普及誌「白鳩No103」も大変参考になりますので、併せてごらんください。また、全国で開催されています生長の家の「母親教室」へのご参加を心よりお待ちしています。