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WEB版母親教室

2018.12「子供の心を豊かに育てる」「子供の感性を育む」

2018年12月21日  

テキスト 『生長の家ってどんな教え?』谷口雅宣先生著

『神さまと自然とともにある祈り』谷口雅宣先生著

『平和のレシピ』      谷口純子先生著

 

師走、あっという間に一年の締めくくりの月になってしまいました。クリスマスや新年を迎える準備に何かと慌ただしい季節ですが、自然界はいつもと変わらず、たんたんとその営みを続けてくれています。日々の暮らしのなかでは、自然が豊かでなければ、私たちは生きていけないことを忘れがちですが、子供といっしょに自然とともに神さまの大いなるいのちに生かされていることを感じてみましょう。

 

神さまと自然とともにある暮らし

 

生長の家総裁・谷口雅宣先生は御著書『生長の家ってどんな教え?』に次のようにお書きくださっています。(210~211頁)

 

 日本語の語源的に言うと、目に見えない何ものかを意味する「カクリミ(隠身)」という言葉の間の二文字を省略したのが「カミ」である。つまり、そこに何がいるか分からないけれども、とにかく素晴らしい恵みや、知恵や、生命力などが現れているものが世の中には数多くある。例えば、樹齢何千年の大木とか、巨大な岩、はるかな高所から落ちる滝‥そういうものは、日本人は物質的な存在とは見ず、何か物質を超えた偉大なものの表現物として捉えたのです。〝本体〟(発生源)は目に見えないけれども、何かがそこに現れ出ている――そういうものを、日本人は伝統的に「神」と呼んできました。

 

日本人は、昔から、神とは自然そのものであって、人間も自然の一部という自然観にたって、自然を愛し、森羅万象の奥に神さまのいのちを感じながら、自然と調和して暮らしてきました。暮れから、お正月にかけての行事にもそのような、神と自然と人間の関係を思いださせてくれる地域の伝統行事が多くあるのではないでしょうか。お正月さまを迎えるために、家族で家を掃き清め、注連飾りや門松、鏡餅を飾り、新しい年を迎えます。元日には、初日を拝み感謝し、初詣をして、神にお供えしたものと同じものを私たちもいただき、神さまとの一体感をもって、その年の一年の幸せを願ってきました。現代は核家族が増え、そのような伝統行事も伝わらなくなっていますが、子供の成長とともに、節目節目を大切に、子供の心に印象づけ、大いなる大自然に生かされていることへの感謝の心やご先祖様のいのちをとおして受け継がれてきた心豊かな暮らしを、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

次世代に生きる子供たちに大切な心

 

子供の心を豊かに育てるといっても、どうやって心を育んでいけばよいのかと考えてしまいますね。最近、物事に集中できない、落ち着きがなくじっとしていられない、友達とうまく遊べないという子供たちの問題を耳にします。子供の成長過程において、必要なものや必要でないものを見分けることは親として、大切なことですが、情報が多すぎて、何をどう選んでいいのかもわからない時代です。暮らしや食生活、遊び場、遊びの変化、生き方の価値観などさまざまです。子育て真最中のお母さんにとっては、インターネットやゲームの影響も気になることかもしれません。そして、現代の生活は、冷暖房完備の住まい、豊かで便利で、さまざまなものが、すぐに手に入り、科学技術や経済の発展とともに、大量生産、大量消費、使い捨ての時代となって、「かけがえのない」「もったいない」というものの見方を忘れ、いつでも〝交換できるもの〟として人や物や事に接しているように思えてなりません。

 

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、御著書『平和のレシピ』に次のようにお書きくださっています。(131~132頁)

 

現在のように、ものが古くなったから、壊れたからといってすぐに新品を買うことはなく、なるべく修理して使うのが当たり前――それが、ほんの数十年前までの日本だった。

そんな暮らしが、いつごろから、〝使い捨て〟の生活に変わったのか。たぶん、経済成長礼賛のおかげだ。現在の地球は、そこに棲む生物同士が協力して、地球上で全てを賄っていかなくてはならない。そんな実感はないかもしれないが、現実に森はなくなり、資源は減り、人口は増え続けている。使い捨てをするような余裕はないのである。

ものをいつくしみ、大切に使う生活をぜひ取り戻したい。それは、自分たちがこの地球で生きていくために必要な文化なのだ。

 

世界人口が70億を超えた中で、人々の経済レベルが全体として向上し、資源・エネルギーの消費が増大して自然界がバランスを崩している今、これ以上自然界を犠牲にして、危険を伴う原子力や温暖化を促進する化石燃料を使って、人間だけが発展したり、幸福になることはできません。

私達は空気を吸って生きていますが、その空気を作っているのはいったい誰でしょうか。植物の中には、葉緑素というのがあって、それが二酸化炭素を吸収して、酸素に変えてくれるので、私たちは、その酸素をいただいて生存できます。動物は、体内で酸素を燃やして二酸化炭素に変え、その二酸化炭素をまた植物が取り込み、酸素に変えてくれることで、ごく最近まで、植物と動物はうまく共存していました。それが今では、人間の活動によって植物が吸収しきれないほどの大量の二酸化炭素を排出するようになり、地球の大気中の二酸化炭素の濃度が上昇しつづけていることが、地球温暖化の最大の原因になっています。

地球上の生物が、何十万年、何百万年もかけて、絶妙なバランスで生態系が築きあげられ、そのバランスが延々と安定を保ち続けてくれたおかげで私たちはこうしてこの地球という星で生きることができています。私たちは、なんと多くのいのちに支えられているのでしょうか。

 

生長の家総裁・谷口雅宣先生著『神さまと自然とともにある祈り』の

~人と自然の生かし合いを思う祈り~の一部をご紹介いたします。(23~24頁)

私の体を動かすもととなる酸素は、植物がつくり出しています。私が吐き出す二酸化炭素は、植物を育てています。野菜の木の実や果物は、私の体に必要な栄養を豊かに与えてくれます。そして私は、植物を大切に育て、多くの種類がいっしょに生きる美しさの中で、神さまの愛を感じます。ありがとうございます。

 

生長の家では、すべては「神様のいのちにおいて一体である」と説いていますが、すべてのいのちが、かかわり合いながら互いに結ばれていて、ひとつに繋がり、いのちが循環しているその尊さを思うとき、どんなに小さな生物も、植物も動物もなくてはならないかけがえのない存在であることに気づかされます。

そのようなことを、日々意識して感じることはないので、私たちの生活が、この素晴らしい自然界と一体であるということに気づかないでいますが、自然界のバランスを保つことに心を遣(つか)って大自然を愛し、ものを慈しみ大切に使う美しい心を、母親である私たちの生活を通して次世代に生きる子供たちにも伝えていきたいと思います。そしてそのような感性を、子育ての中にも及ぼして、どの子も「かけがえのない尊いいのち」として優しくあたたかい目で、子供の成長も大切に見守っていきたいですね。

 

自然に触れて豊かな感性を育む

 

冬は夜空の星の輝きが美しい季節です。

あたたかくして子供と一緒に夜空を見上げてみるのもいいですね。

生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生ご監修しぜんとあそうぼう なかよしかるたが発刊されています。しおりの中に白鳩会総裁先生は次のようにお書きくださっています。

 

このかるたで遊ぶことによって、自然がいかに美しく、力強く、多様性に満ち、力と喜びを与えてくれるかを、私は小さなお子さんに感じてほしいのです。そして、かるたにとどまらず、実際に自然に触れることで命がワクワクする体験をしてもらいたいと思います。幼い時にそのような経験をした人は、人間が本来備えている生命力を実感し、それを存分に発揮して、自然を破壊せずに喜びの人生を送ってくれると私は信じています。

 

読み札と優しく美しく可愛い絵札のセット(各46枚)に、笑顔がこぼれます。

  木や草に もらっているよ きれいな空気

  毛虫でも 大きくなると 飛べるんだ

  トウモロコシ おひげと実の数 一緒だよ

どなたにも、お求めいただけます。(世界聖典普及協会HPからお求めいただけます)ぜひ、家族や親子で楽しんでみてください。

 

子供の頃、自然に触れたときの感覚、季節とともにある「恵み」「におい」「味」はいくつになっても、いきいきと心の中に思いだされるものですね。そして、心の中にあるその風景は、懐かしさとともに、私たちの心を癒やしてくれる何かがあります。そのようなことは、すぐに結果が出るものではありませんが、身近な自然と多く触れあい、五感をふる活動して全身を使って遊ぶことは、子供の身体的、精神的な健康にもよい影響を与え、さらにはもっと知りたいという思いの種を心に蒔くことになるかもしれません。目先のものばかりに心を奪われない豊かな心を養っていきましょう。

 

  • 子育ての中の「食」の大切さを伝える

買いすぎない、持ちすぎないを心がけ冷蔵庫の中を整理してみる

あれもこれもと思わず買い求めてしまう年末年始の準備ですが、買いすぎていないか、持ちすぎていないか、冷蔵庫の中を整理して、ムダにならないよう、また、ほんとに必要なのか考えて購入するといいですね。そんな、小さな習慣の積み重ねがあなたや家族の人生を素敵にします。

 

  • やってみましょう-『日時計日記』を書きましょう-

環境に優しいエネルギーを応援しましょう

日本では、東日本大震災での教訓を忘れたかのように、経済優先の政策のもと原発の再稼働がすすめられ、原発を減らし、自然エネルギー拡大に舵を切る世界の流れとは反対に、化石燃料、原子力エネルギーに依存する動きはとまりません。現代を生きる私たちは、エネルギーの選択においても、自分たち家族や子孫のいのちにかかわることとして、ひとりひとりが自分で考え行動することが必要ですね。未来世代に放射性廃棄物のような負の遺産を残す原発に頼るのではなく、すべてのいのちに優しい自然エネルギーを応援していきましょう。生長の家は、“自然エネルギー拡大運動”に積極的に取り組んでいます。

https://www.jp.seicho-no-ie.org/naturalpower/

 

さて、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生ご監修の2019年版『日時計日記』は、お手元にご準備できましたでしょうか?明るく喜びに満ちた2019年を心に描き、希望や目標を書き出してみましょう。来る年が、あなたにとって、輝く年となりますようお祈りいたします!今月の普及誌『白鳩No.105』も大変参考になりますので、合わせてご覧ください。また、全国で開催されています生長の家の「母親教室」へのご参加を心よりお待ちしています。

 

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